【10月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、デンマーク自治領グリーンランドで石油、天然ガス、鉱物資源の大規模な探査を開始する準備が進んでいると明らかにした。また、北極圏に位置する同島が米国と欧州の安全保障上、重要な位置にあることを強調した。

グリーンランドをめぐっては、戦略的に重要であるとしてトランプ氏が武力で掌握すると発言していたが、その後、米政府がグリーンランドとデンマークの指導者らと安全保障協定を締結した。

グリーンランドは、ロシアと米国を結ぶミサイルの最短飛行経路上に位置しており、トランプ氏が構想するミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」にとって戦略的に重要な場所となっている。

また、未開発のレアアース(希土類)鉱床が存在するほか、極地の氷の融解によって新たな航路が開かれる中、重要な役割を果たす可能性がある。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「われわれの新しく美しいグリーンランドで、石油、天然ガス、鉱物資源の大規模な探査が始まろうとしている!」と述べた。

さらに専門家の見解として、「容易に採掘できる石油の量は、世界のほぼどの地域よりもはるかに多い」と主張した。

ただし、米国がどのような形で関与するのかについて、具体的な説明はなかった。

8月には、米国の石油企業がグリーンランド東部の遠隔地で準備作業を進めているとの報道を受け、現地住民や当局の間で懸念が広がっていた。

また、トランプ氏は同じ投稿で、グリーンランドは米国と欧州の安全保障上「他に類を見ないほど重要な位置にある」と強調した。

「今後、米国に対する攻撃があれば、必ずグリーンランドを通過しなければならない。そこでは、われわれの防衛システムが無人機やミサイル、さらにはまだ考案されていないあらゆる兵器を日常的に迎撃することになる」と述べた。

米国がグリーンランド、デンマークと締結した安全保障協定に基づき、米国はグリーンランド南部と東部に二つの軍事基地を建設する。(c)AFP