労働新聞(c)news1
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【10月14日 KOREA WAVE】北朝鮮は10月13日、前日に発射した弾道ミサイルについて「戦術弾道ミサイル」の試験発射だったと発表した。飛行距離の異なるミサイルを同時に発射したとみられ、韓国の専門家からは、韓米の分析を混乱させる狙いや、韓国軍の最近の動きに対抗する武力示威だった可能性が指摘されている。

朝鮮中央通信は、ミサイル総局が12日、重要な核心要素の技術的な改良成果を確認するため、戦術弾道ミサイルを試射したと報じた。

また、今回確認した技術的改良は、攻撃兵器全般の性能と精度の向上に大きな変化をもたらす成果だと主張。試験は兵器の高度化に向けた通常の活動の一環だとした。

報道内容や公開写真から、発射されたミサイルは、北朝鮮の代表的な短距離弾道ミサイル「KN23」系列の改良型と推定される。

北朝鮮は2026年、KN23系列に、多数の子弾を搭載するクラスター弾、大量の地雷を散布する弾頭、電力網の破壊を狙う炭素繊維弾などを搭載して試射し、改良を続けている。

韓国軍合同参謀本部は当初、平壌周辺から日本海に向けて数発の弾道ミサイルが発射され、一部は約900キロ以上飛行したと発表した。

日本の防衛省は、少なくとも2発が発射され、それぞれ約220キロと910キロ以上飛行したと発表した。韓国側も13日の定例会見で、900キロ以上飛行したもの以外の飛行距離は、日本側の発表とほぼ一致すると説明し、事実上、2発の発射を認めた。

合同参謀本部のチャン・ドヨン広報室長は、短距離弾道ミサイルを最大射程で発射した可能性と、準中距離弾道ミサイルの飛行距離を短くした可能性があり、韓米が詳しく分析していると述べた。

韓国国防安保フォーラムのシン・ジョンウ事務総長は、約220キロ飛行した近距離弾道ミサイルと、約900キロ飛行した高威力弾頭搭載の「火星11ダ2.5」が使われたと推定した。

北朝鮮が長距離を飛行した高威力弾頭搭載ミサイルだけを公開し、短い距離を飛んだミサイルを公表していないことにも注目。通常の兵器開発という説明とは別に、韓米への対抗や、精密な分析を混乱させる意図があった可能性を挙げた。

シン氏は、地雷爆発事件をめぐり、キム・ヨジョン(金与正)党総務部長が「戦術的手段」で対応すると談話で表明した後の発射だったと指摘。韓国軍による謝罪要求や、極超音速ミサイルの試験発射成功の公表を意識した武力示威と分析した。

韓国軍は10月8日、国産の極超音速滑空体の初試験発射に成功したと発表していた。9月に西部戦線の非武装地帯で北朝鮮軍が埋設した地雷による爆発事件が起きたことを受け、先端戦力を示して警告したものと解釈されていた。

米太平洋軍も、北朝鮮が発射したのは2発だと発表。現時点の評価では、米国の人員や領土、同盟国に差し迫った脅威を与えるものではないとした。

韓国軍は、韓米が初期段階から関連動向を追跡し、情報を共有していたと説明。今回のミサイルは、韓米が保有する防御装備で十分に探知・迎撃できる水準だと評価した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News