【10月14日 AFP】ロシア軍は14日、ウクライナの無人機902機を夜間に撃墜したと発表した。このうち180機は首都モスクワ周辺で撃墜されたという。

ロシア国防省は声明で「昨夜、ロシアの約20地域と併合したクリミア半島の各地で、防空システムがウクライナの無人機902機を破壊した」と発表した。

モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長は、通信アプリのテレグラムへの投稿で、首都に接近していた無人機180機が撃墜されたとし、今回の攻撃はここ数週間にモスクワを標的とした無人機攻撃の中でも最大規模の一つだったと述べた。

攻撃の影響でモスクワの空港では運航に支障が生じた。空港当局によると、ブヌコボ空港では航空便の運航が8時間以上にわたり停止を余儀なくされた。

一方、ロシア国防省は、ウクライナの首都キーウとその周辺地域、ハルキウ州にある「エネルギー・通信インフラ施設」に対し、夜間に「精密誘導兵器による大規模攻撃」を実施したとも発表した。同省は、すべての標的が軍事目的に利用されていたと主張している。

エネルギーインフラへの攻撃を受けて、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアによる大規模攻撃で約60万人が停電の影響を受けたと明らかにし、ドナルド・トランプ米大統領が発表したとされる「エネルギー停戦」をロシアが意図的に無視したと非難した。

ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)への投稿で、「ロシアはエネルギーインフラを狙って弾道ミサイル攻撃を行った。まさに米大統領が発表した停戦の対象となっているインフラだ」と指摘し、「今回の攻撃は完全に意図的なもので、その規模を誇示しているようだった。ロシアが米国に対してこれほど露骨に敬意を欠く態度を示したことは、かつてなかった」と述べた。(c)AFP