【10月14日 AFP】フランス南部の中学校で12日、14歳の少年が猟銃を発砲し、校長と教員1人が負傷した。少年はその後、学校職員に銃を奪われ、制圧された。地元当局が明らかにした。

事件が起きたのは、マルセイユ近郊のオーバーニュにあるジョゼフ・ラカナル中学校。ほかに1人が銃弾でかすり傷を負った。

当局は、ここ数週間フランス各地で続いている高校生の抗議デモとの関連はないとみている。

マルセイユの検察当局によると、少年はギターケースに銃身の長い銃を入れて学校に持ち込み、ケースから取り出したという。

少年は少なくとも4発を発砲。教員と生徒がいた教室内でも発砲し、黒板に弾痕が残ったという。

当局によると、負傷した53歳の校長と37歳の教員はいずれも重篤な状態ではない。

オーバーニュが属するブーシュデュローヌ県のジャック・ウィトコウスキ知事は「動機はまだ分かっていないが、容疑者の少年は校長に向けて発砲した。校長は大腿部と腰の下部に多数の散弾を浴びた」と説明した。

知事によると、少年は続いて別の教員に向けて発砲し、教員は大腿部に散弾を受けた。その後、学校職員が少年から銃を奪い取った。

ウィトコウスキ知事によると、少年には「非行歴や過激思想への傾倒は確認されていない」という。

同校の生徒がAFPに語ったところによると、少年は「狙いは先生だけだ。生徒じゃない」と話していたという。

当局は殺人未遂の疑いで捜査を開始した。ローラン・ヌニェス内相は、少年の両親が身柄を拘束されたことを明らかにし、少年が銃を所持するに至った経緯について捜査が進められていると述べた。

フランスではここ数か月、学校での暴力事件が相次いでおり、一部の学校では登校時にかばんの中身を検査する措置が導入されている。

今年2月には、フランス南部で14歳の少年が美術教師を少なくとも3回刺し、60歳の教師が重体となった。(c)AFP