在韓米軍司令官、韓米合同訓練の分散実施を提唱…北朝鮮の実戦経験に警戒
このニュースをシェア
【10月14日 KOREA WAVE】在韓米軍のザビエル・ブランソン司令官は、毎年決まった時期に大規模な指揮所を中心として実施されている韓米合同訓練について、朝鮮半島の各地に部隊を分散させて実施する必要があるとの見解を示した。
米陸軍によると、ブランソン司令官は10月12日(現地時間)、ワシントンで開かれた米陸軍協会の年次行事の討論会で、「1953年の朝鮮戦争休戦以来、初めて最近の実戦経験を持つ兵力が朝鮮半島に存在することになった」と指摘。「現在、われわれが直面する差し迫った問題の一つは、敵が過酷な実戦環境で訓練を受けているという事実だ」と述べた。
さらに、北朝鮮がロシアによるウクライナ戦争に参戦したことで、兵器システムを試し、その結果を得られるようになったと説明。これにより、研究・開発・試験・評価のサイクルを短縮したと分析した。
一方、米軍は空・海・陸で長年にわたって戦力の優位を保ってきたため、偽装や身を隠しながらの移動といった、戦場で生き残るための基本的な技術をおろそかにしてきたと指摘した。
こうした課題を補うため、韓米合同訓練では大規模な指揮所演習を中心とする方式から視野を広げ、朝鮮半島の各地に分散して訓練する必要があると主張した。
ブランソン司令官は「韓国で毎年実施している2回の大規模演習は、主に大型の指揮所に集中している。最近の現代戦の経験を反映し、われわれ自身が標的にならないよう、兵力を分散配置できなければならない」と強調した。
具体例として、済州島から京畿道まで部隊を分散させて訓練する案を挙げた。また、韓米連合軍司令部のキム・ソンミン副司令官と、分散型の作戦を遂行する方法について協議していると明らかにした。
この発言は、現在の韓米合同訓練の方式を全面的に変更すべきだという趣旨にも受け取れる。韓米が全く新しい共同戦略を構築することを意味すると解釈されれば、大きな混乱を招く可能性もある。
ただ、韓国軍関係者は「毎年2回、大規模な指揮所演習を実施しているが、それだけでは十分ではないという趣旨の発言だ」と説明。「訓練方式を変えようということではなく、既存の指揮所訓練に、必要に応じて分散訓練を追加すべきだという意味だと理解している」と述べた。
韓国軍合同参謀本部も「韓米は強固な連合防衛態勢を維持するため、年の前半と後半に実施する定例の合同演習や訓練について緊密に協議している。より実戦的かつ効率的に実施するための方策を話し合っている」と説明した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News