【10月14日 KOREA WAVE】
水原地裁平沢支院の建物=2024年11月16日(c)news1
水原地裁平沢支院の建物=2024年11月16日(c)news1

韓国軍と米軍の施設周辺で軍用通信を傍受し、収集した情報を流出させたとして一般利敵と通信秘密保護法違反の罪に問われている中国人民解放軍出身の中国人の男(65)の初公判が10月13日、水原地裁平沢支院で開かれ、男は起訴内容を認めた。

裁判官が「検察の示した起訴内容を認めるか」と尋ねると、男は通訳を介して「はい」と答えた。裁判所は、証拠の大半が軍事機密であることを考慮し、証拠調べを非公開で進める方針を示した。

起訴状によると、男は中国人民解放軍参謀部の通信傍受部隊で約40年間勤務し、中佐相当の階級で退役した元軍人だ。

2024年3月から2026年9月までの間、13回にわたり、全羅北道の群山空港や釜山・平沢にある海軍・空軍基地、米軍のキャンプ・ハンフリーズ(K-6)などで軍の交信を盗聴したとして、身柄を拘束された状態で起訴された。

男は空港や軍基地周辺のホテルに、ソフトウエア無線(SDR)の受信機、アンテナ、ノートパソコンなどを設置し、軍用機と管制塔の交信を傍受していたという。

SDRは、パソコンのソフトウエアを更新するだけで、さまざまな周波数帯の信号を受信できるとされる。

男は出入国を繰り返し、傍受で集めた情報などを外付けハードディスクに保存して中国へ持ち出した罪にも問われている。保存されたデータは13.9テラバイトに上ることが分かった。

捜査当局に対しては「航空機の写真や音、交信内容を集めるのが趣味で、傍受した」との趣旨の供述をしていた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News