【10月16日 東方新報】中国・広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)玉林市(Yulin)興業県にある、古い豚舎を改装したカフェが最近、SNSで話題を集めている。ユニークなアイデアを評価する声がある一方、「画面越しでも臭いが漂ってきそう」と冗談交じりにコメントするネットユーザーもいる。

カフェがある観光地のスタッフは9月17日、かつて豚を飼育していた建物について、何度も洗浄・消毒を行ったほか、壁にも複数回にわたって表面を固める処理剤を塗布しており、現在は臭いは残っていないと説明した。

SNSに投稿された動画を見ると、「猪圏咖啡(豚舎カフェ)」と名付けられた店は、昔ながらの版築の土壁をそのまま生かしている。店内には豚舎だった当時の低いコンクリート製の仕切りや、ひび割れの残る壁があり、そのスペースにカフェのテーブルや椅子が置かれている。

関連動画には6万件を超える「いいね」が寄せられ、シェアされた回数は74万回を超えた。動画の投稿者によると、このカフェは玉林市興業県石南鎮葵山村にある農村観光エリア内に位置している。

約1か月前にカフェを訪れたという観光客は、写真を撮るためにわざわざ足を運んだという。「古い豚舎を改装した店ですが、中はきれいに掃除されていて、豚舎特有の臭いもありませんでした。当時も結構人がいて、写真を撮りに来ている人がたくさんいました」と話す。

この観光客自身は写真を撮っただけでコーヒーは注文しなかったため、価格や味については分からないという。観光地のスタッフによると、店主は豚舎として使われていた建物を何度も洗浄、消毒したほか、壁にも複数回にわたって処理剤を塗布した。このため、現在店内に豚舎の臭いはないとしている。

カフェは今年5月ごろに営業を開始した。スタッフは「オープン後、私たちはほとんど宣伝していませんでした。観光客が自主的に動画を撮って投稿し、その後、あるインフルエンサーが動画を投稿したことで一気に話題になりました」と説明する。

現在は、コーヒーを飲むためにわざわざ訪れる人がいる一方、写真撮影だけを目的に訪れる観光客もいるという。(c)東方新報/AFPBB News