(c)NEWSIS
(c)NEWSIS

【10月14日 KOREA WAVE】韓国のネイバーウェブトゥーンが、電子透かしとAIを組み合わせ、ウェブ漫画の海賊版対策を強化している。違法掲載の削除に加え、流出元の特定や不正共有の予測で、有料の最新話が違法サイトに渡る経路を断つ狙いだ。

追跡技術「トゥーンレーダー」は、漫画画像に目に見えない利用者識別情報を埋め込む。流出した画像から元のアカウントを特定し、2024年にAIを活用した第6版「V6」では識別精度が99%以上に達したという。2019年からは機械学習で不正アカウントや異常なアクセスを検知し、流出が疑われるアカウントを遮断。24時間体制で違法サイトも監視する。

同社によると、2025年には流出を試みたアカウントが平均してレンタルできる話数が従来の10分の1になり、海賊版の調達コストは10倍以上に。国内最大の違法サイトでは、人気50作品の流出までの時間が年初比約3倍に延び、配信当日の流出作品は約80%減った。9月以降の月間訪問数も上半期比約33%減少。2026年第1四半期には24時間以内に最新有料話が流出する作品数が年初比約90%減り、流出を遅らせた主要10作品の決済額は平均23%増加した。

最新話を有料で先読みできる一方、後に無料公開する仕組みのため、流出を遅らせるほど海賊版の需要を抑えられる。国内作品の流出までの期間は平均3~4週間となり、海外でも最大2週間遅らせた。韓国と海外での同時配信も広げ、一部作品で有料決済額が休載前比最大200%以上増えたという。

2026年には韓国の文化体育観光省や国際刑事警察機構との連携で、北アフリカの違法サイト3件の閉鎖と運営者摘発に協力し、ベトナムの大規模サイト3件も閉鎖した。ただ、別のアドレスで再開する例もあり、対策責任者のソ・チュンヒョン氏は、流出アカウントを継続的に遮断して供給を止める重要性を強調した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News