米ワシントンで開かれた米陸軍協会の年次展示会「AUSA 2026」で公開された「XM1776」=ハンファ・エアロスペース提供(c)KOREA WAVE
米ワシントンで開かれた米陸軍協会の年次展示会「AUSA 2026」で公開された「XM1776」=ハンファ・エアロスペース提供(c)KOREA WAVE

【10月14日 KOREA WAVE】韓国のハンファ・エアロスペースは10月13日、米陸軍向けに開発したK9装輪型自走砲(K9MH)の試作1号車を同月に納入したと明らかにした。米陸軍は開発・試験段階の名称として「XM1776」を付与した。正式採用はまだ決まっていない。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、同社は8月、米陸軍の機動戦術砲(MTC)事業で試作車の供給契約を締結した。韓国・昌原で製造した試作車を9月24日に航空便で米国へ輸送し、10月に1号車の納入を終えた。

「XM1776」の名称は、米ワシントンで10月12~14日に開かれる米陸軍協会の年次展示会「AUSA 2026」で公開した。同社によると、米陸軍は開発・試験中の装備に「X」で始まる名称を付け、正式採用後に「X」を外す。

数字の「1776」は米国の独立年に由来する。同社は、独立250周年に当たる2026年に、米国の自由を守る装備になってほしいとの意味を込めたと説明した。

展示会では約300平方メートルのブースにK9MHの実車を配置。従来の履帯式K9と共通の車体を使うK10弾薬補給車も紹介した。

対ドローン技術も展示の柱となった。グループのハンファシステムは、人工知能(AI)でドローンを探知・識別する短距離のアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーを北米市場で初めて公開した。

同社によると、このレーダーは従来の装備では探知が難しかった超小型ドローンなど、低空を飛ぶ目標を精密に識別できるよう開発した。小型・軽量の一体型構造で、戦車や装甲車、小型艦艇などへの搭載を想定している。ドローンの探知や対処を指揮する管制システム、装輪型の40ミリ防空システムも展示した。

このほか、中距離・長距離の地対空ミサイル関連装備や、コンテナ型の垂直発射装置、武装型無人水上艇などを紹介した。

米国内での弾薬生産計画も示した。アーカンソー州パインブラフ兵器廠に建設する先端製造拠点の生産工程を模型で再現。この施設では155ミリ砲弾の構成部品や推進装薬を、原料から完成品まで一貫して生産する計画だ。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News