現代グループ創業者の故チョン・ジュヨン(鄭周永)氏=現代自動車提供(c)news1
現代グループ創業者の故チョン・ジュヨン(鄭周永)氏=現代自動車提供(c)news1

【10月13日 KOREA WAVE】韓国・現代グループ創業者の故チョン・ジュヨン(鄭周永)氏が晩年に一時暮らしたソウル市鍾路区嘉会洞の旧宅が、競売で203億ウォン(約22億3300万円)で落札された。3度の入札不成立を経て、鑑定価格の約半分で落札者が決まった。

競売情報会社「ジジオークション」によると、北村韓屋村にある嘉会洞177-1の住宅と周辺の3筆の土地が、10月8日午前にソウル中央地裁で実施された4回目の入札で落札された。落札額は当初の鑑定価格約392億5774万ウォン(約43億1835万円)の51.7%で、入札者は1人だった。6月中旬から入札が始まったが、買い手が現れず3回とも不成立となり、最低入札価格が段階的に引き下げられていた。

この住宅は、チョン・ジュヨン氏が2000年2月に購入して暮らした場所だ。当時の購入額は約55億ウォン(約6億500万円)とされる。自ら建てた清雲洞の住宅を離れ、38年ぶりに転居したとして、購入当時も話題になった。

北村の中心部に位置するこの邸宅は、長年にわたり財界の著名人が暮らした象徴的な住宅として知られる。和信百貨店の創業者パク・フンシク(朴興植)氏は、1931年から1988年まで57年間住んだ。その後、元韓宝グループ会長のチョン・テス(鄭泰守)氏も、2003年から約2年間、高額の家賃を払って暮らし、再び注目を集めた。現在の所有者は70代の女性不動産事業者だ。

金融機関への借入金を返済できず、担保権者が競売を申し立てたことが確認された。今回の競売は、不動産を担保に借りた資金の元本や利息を返済できない場合に、金融機関などが担保権を実行して物件を売却する手続きによるものだ。3度も入札が成立しなかったのは、価格が高く、購入できる層が限られていたためと分析されている。

ジジオークションのイ・ジュヒョン先任研究員は「価格が非常に高く、一般の購入希望者には事実上、手が届かなかったため、3回も不成立になった」と説明した。今回の入札者が1人だけだったことも、需要層が極めて限られていることを示すと指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News