ディスカバーソウルパス10周年のメインビジュアル=ソウル観光財団提供(c)news1
ディスカバーソウルパス10周年のメインビジュアル=ソウル観光財団提供(c)news1

【10月12日 KOREA WAVE】外国人観光客がカード1枚で古宮を巡る観光パスが、10年で交通・通信・決済機能を組み合わせた総合旅行プラットフォームへと進化した。

ソウル観光財団によると、外国人専用の「ディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)」が2026年、発行10周年を迎えた。2016年7月に観光施設への無料入場サービスとして登場し、外国人旅行者の利用スタイルの変化に合わせて提携範囲を広げてきた。年間販売数は発売初年の約15倍となり、7万枚を超えた。

当初16カ所だった提携施設は、現在200カ所以上に増えている。観光施設の利用件数は2016年の約4000件から、2025年には約28万件へと66倍以上に増加した。パス1枚当たり平均4.5施設を利用したという。

過去10年でサービスの多様化も進んだ。2018年には72時間券とモバイルパスを導入し、2019年にはBTS特別版を発売するとともに、ロッテワールドとの提携を始めた。コロナ禍ではモバイル中心のデジタル化と精算システムの高度化を進め、韓国全国のコンビニ「CU」約1万6000店に販売窓口を広げた。最近は120時間券の発売やeSIMとの連携、プリペイド決済サービス「WOWPASS」のアプリとの連携に加え、選択型パス「Pick 3」を導入した。

2026年7月時点では、無料入場の提携施設79カ所、割引クーポンの提携施設140カ所の計219施設が参加している。「スパレックス」「アクアフィールド」などのチムジルバンを含むウェルネス施設も加わった。

地域の観光業界への還元効果も出ている。2023~2025年の3年間に、観光施設やサービス事業者に精算された金額は計114億ウォン(約13億4600万円)だった。2025年はパス販売額の98%が、提携施設や販売会社など観光業界に配分された。また、モバイルパス利用者にソウル市の「気候同行カード」短期券の利用を支援するなど、市の政策との連携も担っている。

ソウル観光財団のキム・ビョンミン代表理事は「過去10年、外国人観光客の旅行スタイルの変化に合わせて成長してきた」と述べた。今後は首都圏との連携やデータに基づく運営を通じ、ソウルのどこでも便利に使えるプラットフォームへ発展させる方針を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News