【10月17日 CGTN Japanese】中国では国慶節と中秋節の大型連休中、ペットの預かりサービスへの需要がピークを迎えました。ペット経済は内需を支える新たな消費分野となり、新たな職業も生み出しています。

20代の若者の中には、ペット関連ビジネスを起業の好機と捉える人もいます。国慶節の連休中、河南省鄭州市のペットシッターは、依頼件数が通常の3倍に増えたと話しました。同氏のチームは主要プラットフォーム上でミニプログラムを運営し、手袋や靴カバーを着用して訪問すること、サービスの様子を全編動画で記録すること、ペットの状態を適時に報告することなど、具体的なサービス基準を設けています。

2026年版中国ペット産業白書によると、2025年の中国都市部における犬・猫関連の消費市場は3126億元(約7兆4000億円)となり、2024年比で4.1%増加しました。内訳は犬関連が1606億元(約3兆7900億円)、猫関連が1520億元(約3兆5900億円)でした。業界では、2028年には犬・猫関連の消費市場が4050億元(約9兆6000億円)に達すると予測しています。

ペットシッターに加え、市場の拡大に伴い、ペット栄養士やペット美容師など、新たな職業も登場しています。

河南省鄭州市でペットフードの研究開発に携わる関係者によると、飼い主の間では科学的な飼育・健康管理への意識が高まっています。高齢のペットや慢性疾患を抱えるペット向けの食事療法関連商品への需要が強く、オーダーメードの手作り食や、健康維持などの機能を持つペット用のおやつが新たな収益源となっています。療法食や機能性フードに加え、中国の一部企業は季節に合わせたペット用ちまきや月餅も販売しています。

河南省ペット産業協会の段武挙副事務局長は、サービスの標準化、トレーサビリティーを確保した食品、機能性用品、オーダーメード商品、ライフステージ全体を通じたケアなどが、新たな成長分野になり得ると指摘しています。今後、業界のルールを整備し、サービス従事者や製品に関する統一基準を確立することが、ペット経済の持続的な発展に向けた鍵となります。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News