【10月12日 AFP】欧州連合(EU)のカヤ・カラス外交安全保障上級代表は12日、ドナルド・トランプ米大統領がウクライナとロシアのエネルギー関連施設への攻撃停止を発表したことを受け、両国によるエネルギー関連施設への攻撃停止について、実際に順守されれば歓迎するとの考えを示した。

カラス氏はEU外相会合で、「エネルギー関連施設への攻撃停止が守られるのであれば歓迎する。ロシアがこれを順守していることは、まだ確認できていない」と述べた。

また、攻撃停止の対象は両国の製油所だけにとどまるべきではないとし、「ウクライナには製油所が一つしかないのに対し、ロシアには多数ある。明らかにロシア側に有利だ」と指摘した。

トランプ氏は11日、ウクライナとロシアの間で「エネルギー停戦」が成立したと発表し、混乱を招いた。ウクライナ政府は驚きを示し、ロシア側は沈黙を守った。

しかし、停戦の実効性は極めて不透明だ。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、ロシアは11日、首都キーウや北東部ハルキウの発電所を含む複数の発電施設を攻撃した。これにより停電が発生し、怒りの声が上がった。

ウクライナを支援する西側諸国は、ロシアとの真の停戦を求めるウクライナ側の訴えを支持すると表明した。

オーストラリアも12日、「エネルギー停戦」を支持する立場を表明するとともに、ロシアに対し、隣国ウクライナへの「正当な理由のない、いわれなき侵攻」を終わらせるよう求めた。(c)AFP