労働新聞(c)news1
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【10月12日 KOREA WAVE】北朝鮮は朝鮮労働党創建81周年を迎えたが、80周年だった2025年とは異なり、大規模な軍事パレードや新型兵器の公開を伴わず、比較的静かに記念日を過ごした。軍事力を誇示した前年に対し、2026年は通常の祝賀行事を通じ、内部の結束を固めることに重点を置いたとみられる。

党機関紙の労働新聞は11日、前日に平壌体育館で創建81周年の祝賀公演が開かれたと報じた。朝鮮労働党への信頼が記念日とともに一層高まり、公演が盛況だったと伝えた。同じ日に、平壌の金日成広場では青年・学生の祝賀夜会も開かれた。

党の中央指導機関や党中央委員会の幹部、軍などの政治担当者は党創建史跡館を見学した。各地の住民や軍人、青少年・学生は、キム・イルソン(金日成)主席とキム・ジョンイル(金正日)総書記の銅像に花を供えた。2026年の記念行事は、公演や夜会、献花などに重点が置かれた。11日午前の時点で、北朝鮮メディアは大規模な軍事パレードや新型兵器の公開を報じていない。

これは2025年の80周年と対照的だ。北朝鮮は2025年10月10日、金日成広場で大規模な夜間軍事パレードを開き、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」を初めて公開した。キム・ジョンウン(金正恩)総書記は演説で党の成果を強調した。中国、ロシア、ベトナムの高官も平壌を訪れ、北朝鮮との連帯を示した。党創建記念日を、内部結束だけでなく、対外的な軍事・外交メッセージを発信する機会として活用した形だ。

2026年の行事が比較的静かだった背景には、5年・10年単位の節目に当たるかどうかの違いが大きく影響したと考えられる。北朝鮮は通常、党創建や政権樹立などの主要記念日について、節目の年に行事を拡大してきた。80周年の翌年に、同規模の行事を開く必要性は相対的に低かった可能性がある。

また、2026年2月の第9回党大会に合わせ、すでに大規模な軍事パレードを実施したことも背景とみられる。主要政治行事で軍事力を示したため、党創建日に繰り返す必要性が小さかったという解釈だ。

北朝鮮は現在、第9回党大会で示した課題の実行と経済成果を重視している。労働新聞も記念日前後に、農業生産や工場労働者向けの利便施設建設、青年の社会主義建設現場への参加など、各分野の成果を強調した。対外的な軍事力の誇示より、党の指導による成果を宣伝し、住民の忠誠心を高めることに重点を置いたとみられる。

ただし、軍事パレードが報じられていないことだけで、軍事的緊張を緩和したり、対外強硬姿勢を転換したりしたとは判断できない。節目の年との違いや、党大会時のパレードなど、複数の要因を考慮する必要がある。今後、別の軍事行事で戦力を誇示する可能性もあり、動向を引き続き注視する必要がある。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News