【10月12日 AFP】ネパール中部で11日、土石流が発生して家屋が流され、少なくとも5人が行方不明になったと当局が発表した。

インターネット上で拡散されている映像には、ゴルカ郡の丘陵地帯をがれきを含んだ濁流が勢いよく流れる様子が映っている。

災害当局のダラム・ラジ・ウプレティ局長はAFPに対し、「乾燥した土砂の崩落で川がせき止められ、その後、せき止め部分が決壊して洪水が発生したことが分かっている」と語った。

約45軒の家屋が流され、複数の水力発電施設と橋4本も被害を受けた。被災地からは外国人9人を含む少なくとも82人が救助された。

ネパールでは8月26日、山体と氷河の崩壊によって大規模な土石流が発生し、1400人以上が死亡、5000人以上が行方不明となった。今回の土石流は、その被害からの復旧が続く中で発生した。

カトマンズに拠点を置く国際山岳総合開発センター(ICIMOD)は、今回の土石流について「ヒマラヤの河川では、さまざまな要因によって破壊的な洪水が発生する可能性があることを浮き彫りにしている」と指摘した。

ICIMODのペマ・ギャムショー所長は声明で、「救助活動を最優先としなければならないが、今回の洪水の原因を解明することは、将来のリスクを減らし、災害への対応力を高める上で重要だ」と述べた。(c)AFP