韓国・デジタル性犯罪の潜入捜査、成人被害にも拡大…1年余りで255人摘発
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【10月12日 KOREA WAVE】韓国警察が、成人を被害対象とするデジタル性犯罪にも潜入捜査を拡大してから1年余りで、255人を摘発したことが分かった。テレグラムなどの閉鎖型チャットで盗撮映像や偽の性的映像の拡散が相次ぎ、裁判所の事前許可を得て身分を偽る捜査の活用も増えている。
国会行政安全委員会に所属する与党「共に民主党」のイ・サンシク議員が警察庁から受け取った資料によると、成人対象の犯罪への制度拡大が始まった2025年6月から2026年8月までに、計114件の潜入捜査が実施された。255人が摘発され、このうち9人が身柄を拘束された。
デジタル性犯罪の潜入捜査は、「n番部屋」「博士部屋」事件後、犯罪の場が閉鎖型のオンラインサービスに移ったことを受けて導入された。こうしたチャットでは、加入前に盗撮映像の共有などを「認証」として求めることが多く、警察官の身分を明かしたままでは接触が事実上困難だった。
2021年9月の青少年性保護法改正で、児童・青少年対象の犯罪に限り、身分を明かさない捜査と身分を偽る捜査が認められた。しかし、2024年にテレグラムを使ったディープフェイク性犯罪が社会問題化し、制度の限界が表面化した。当時は成人被害の事件で、身分を隠して閉鎖的な空間に潜入する法的根拠がなく、捜査の空白が生じていた。
警察庁によると、ディープフェイク性犯罪は2024年の1202件から2025年には1737件へ45%増加した。2026年も8月までに805件発生している。性暴力処罰法の改正により、2025年6月からは成人対象の盗撮・映像拡散、偽の性的映像の制作・拡散、映像を使った脅迫や強要などにも潜入捜査が可能になった。
114件の内訳は、偽の性的映像の拡散が52件で最多となり、盗撮映像の拡散が45件で続いた。裁判所の許可を得て身分を偽る捜査は、2025年の13件から2026年8月までに26件へ増えた。潜入捜査全体に占める割合も21.7%から48.1%に上昇した。特に盗撮映像の拡散事件では2件から13件へ増えた一方、身分を明かさない捜査は21件から9件に減った。
釜山警察庁は、裁判所の許可を得てテレグラムで身分を偽る捜査を進め、数カ月の追跡の末、偽の性的映像を制作・拡散した疑いのあるソウル東大門警察署所属の現職警察官を特定した。この警察官は9月に身柄を拘束された。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News