韓国金融9社でAIハッキング被害…ネット銀行3社は情報流出を阻止
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【10月12日 KOREA WAVE】韓国の主要銀行など金融機関9社が人工知能(AI)エージェントを使ったハッキング攻撃で情報流出の被害を受けた。一方、同じIPアドレスから繰り返しアクセスを試みられたネット銀行のカカオバンク、トスバンク、ケイバンクは流出を防いだ。
業界では、システム構造とセキュリティー投資の違いが明暗を分けたとみる。一般銀行はウェブ基盤のシステムを長年増設し、外部との接続経路が複雑化。AIによる自動探索で弱点を突かれた。一方、ネット銀行はモバイル中心の比較的単純な構造で、APIゲートウェイを通じ外部アクセスを制御し、不審な要求を検知しやすい。
2026年の情報保護開示によると、カカオバンクは2025年のIT投資2113億ウォン(約249億円)のうち261億ウォン(約31億円、12.4%)を情報保護に充てた。トスバンクも1065億ウォン(約126億円)のうち127億ウォン(約15億円、11.9%)を投じた。情報保護専任者のIT人員に占める比率はカカオバンク9.1%、ウリィ銀行8.8%、トスバンク7.8%。いずれも流出はなかった。業界関係者は主要IT企業の平均5%以下より高いと指摘する。
カカオバンクはアクセスを無条件に信頼しない「ゼロトラスト」を採用。AIで弱点を点検し、侵入時の被害を抑えるためシステムを分離する。アプリは端末証明書と追加の本人確認で認証し、アカウント情報だけではログインしにくい仕組みだ。
トスバンクは2025年新設の内部監査チームが脆弱性対策を点検。緊急対応訓練や情報保護教育を重ね、社内にノウハウを蓄積する。ケイバンクはIT資産の弱点を常時把握して修正プログラムを迅速に適用し、AIによる脅威検知・対応を強化する方針だ。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News