10月2日午後、釜山市東区の北港親水公園の人工水路で、滞在15日目のサメ「プカンイ」を海へ戻す2度目の作業が進められた。水路付近に網が設置されたが、作業は中断された(c)news1/MONEYTODAY
10月2日午後、釜山市東区の北港親水公園の人工水路で、滞在15日目のサメ「プカンイ」を海へ戻す2度目の作業が進められた。水路付近に網が設置されたが、作業は中断された(c)news1/MONEYTODAY

【10月12日 KOREA WAVE】韓国・釜山の北港親水公園の水路にとどまるクロヘリメジロザメ「プカンイ」が注目を集め、公園の累計来訪者が127万人を超えた。海へ戻す試みは2度とも成功せず、人為的に救助するより、自然に戻るまで見守るべきだとの意見も出ている。

釜山施設公団によると、10月10日午前5時から午後6時までの来訪者は5万9000人だった。プカンイが見つかった翌日の9月19日から10月10日までの累計は127万6800人に達し、ハングルの日に当たる10月9日にも7万4000人が訪れた。

プカンイは9月18日に人工水路で初めて確認され、10月10日時点で23日間とどまっている。餌となるボラやイワシが豊富で、水温も比較的暖かいため、長く滞在していると推測される。

関係機関は健康と安全を考慮し、9月29日と10月2日に海へ誘導する作業を試みた。2度目は特製の遮断網を使い、水路の出口から約100メートルの地点まで誘導したが、プカンイは網を越え、再び水路の奥へ戻った。

対応を巡っては意見が分かれている。幼児向け教育テクノロジー企業「チームブレインズ」が10月1~7日に成人男女381人を対象に実施した調査では、71%が「そのままにしておくべきだ」と回答し、積極的な救助を求めたのは29%だった。自然に帰るのを待つべきだとした回答者は、プカンイが餌や適した水温を求めて自ら入ってきた以上、無理な救助で傷つく危険を減らすことを優先すべきだと考えていた。

ただし、特定のオンラインチャンネルの利用者を対象とした調査であり、市民全体の意見として一般化するには限界がある。

プカンイに伝えたい言葉を尋ねる質問では、釜山の方言で「本当にありがとう」が42%と最多だった。「もう早く帰りなさい」が29%、「本当にごめんね」が16%、「ご飯はちゃんと食べたか」が10%と続いた。

国立水産科学院は現在、泳ぎ方や健康状態を継続して観察している。異常の兆候が確認された場合は、釜山市など関係機関と協力して対応する方針だ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News