大邱市北区観音洞の建物で10月10日午前、2階の天井が崩落し、70代の高齢者ら36人が負傷した。このうち9人が病院に搬送された(c)news1
大邱市北区観音洞の建物で10月10日午前、2階の天井が崩落し、70代の高齢者ら36人が負傷した。このうち9人が病院に搬送された(c)news1

【10月12日 KOREA WAVE】韓国・大邱市北区観音洞で天井が崩落した建物の2階が、高齢者を集めて電気マットなどを販売する臨時の販売会場として使われていたことが分かった。販売業者は管轄の区役所に訪問販売業の届け出をしていなかったことも判明し、違法営業の疑いが浮上している。

消防当局や目撃者などによると、事故は10月10日午前10時16分ごろ発生し、建物2階の天井の仕上げ材が崩落した。会場にいた66人が自力で避難し、70代の高齢者ら36人が負傷、このうち9人が病院に搬送された。負傷者の大半は高齢者だったという。参加者の一部は消防当局に「天井からネズミが走るような音がしたと思ったら、あっという間に崩れ落ちた」と話したとされる。

事故当時、2階では流通業者が高齢者を対象に電気マットなどの販売会を開いていた。参加した市民も、主な販売商品が電気マットだったことを確認している。近隣住民は「以前はビリヤード場だったが、閉店してから長い。最近は高齢者を集めて電気マットや鍋などを売っていた」と話した。

こうした臨時の販売会は、一定の場所に消費者を集め、生活用品や健康関連商品などを販売する営業形態を指す。一部の業者は無料の景品や公演などで高齢者を呼び込み、高額な商品を販売しており、問題になることもある。今回の業者については、管轄の区役所への訪問販売業の届け出が確認できなかった。ただし、本社と支社の運営関係によって別途の届け出義務が異なる場合があり、届け出がないという事実だけで違法営業とは断定できない。

北区役所の関係者は「商品を紹介する会場を設ける営業は、訪問販売業の届け出対象に当たる」と説明した。そのうえで「この業者は区内での届け出が確認できていないが、本社の直営店や内部組織として運営されていれば、別途の届け出が不要な場合もあるため、調査を広げる方針だ」と述べた。

調査で違法営業が確認された場合は、警察に告発するという。警察関係者も「告発があれば捜査する」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News