【10月12日 AFP】ドナルド・トランプ米政権の高官は11日、米兵ら13人を殺害した男の死刑執行を生配信する計画について、米国の安全保障上のリスクが高まることはないとの見方を示した。

マークウェイン・マリン国土安全保障長官は、米CBSニュースの番組「フェイス・ザ・ネーション」で、死刑執行によって男が支持者らの間で殉教者として祭り上げられる恐れはないかと問われ、「これによってリスクが高まるとは全く思わない」と述べた。

さらに、「米国を攻撃すれば、われわれは必ず追い詰め、犯罪に見合った罰を与えるということを、人々は理解する必要がある」と続けた。

元軍医ニダル・ハサン死刑囚は、2009年に南部テキサス州のフォートフッド陸軍基地で銃を乱射して13人を殺害し、30人以上を負傷させた。

米軍による銃殺刑の執行は、1945年以来初となる。

12月3日に予定されている銃殺刑の執行を生配信する計画は、ピート・ヘグセス国防長官と国防総省が8日に初めて発表したが、米国内外から非難の声が上がった。

その後、ドナルド・トランプ大統領は、死刑執行を実際に生配信するかどうかについて明言を避けた。

マリン氏は11日、生配信について重ねて質問されると、「見たくなければ、誰も見る必要はない」と述べた。

英国のアンディ・バーナム首相は、米国で死刑執行が公開される可能性について「忌まわしい」と非難。バーナム氏はポッドキャスト番組「ザ・レスト・イズ・ポリティクス」で、「世界のどこであっても、決して見たいとは思わない」と語った。(c)AFP