ソウル市瑞草区のサムスン電子社屋(c)news1
ソウル市瑞草区のサムスン電子社屋(c)news1

【10月11日 KOREA WAVE】韓国のサムスン電子は10月8日、2026年7~9月期の連結営業利益が107兆4000億ウォン(約11兆8140億円)となったとの暫定決算を発表した。前年同期比782.5%増で、韓国企業として初めて四半期の営業利益が100兆ウォンを超えた。原文によると、世界のテクノロジー企業でも初めてとなる。

売上高は前年同期比86.1%増の195兆ウォン(約21兆4500億円)で、営業利益率は約55.1%だった。

1日当たり約1兆2000億ウォン(約1320億円)、1時間当たり約486億ウォン(約53億4600万円)、1分当たり約8億1000万ウォン(約8910万円)の利益を上げた計算になる。

営業利益は市場予想を上回った一方、売上高はやや届かなかった。ワイズリポートによる証券会社の予想平均は、売上高200兆6416億ウォン(約22兆705億円)、営業利益106兆6401億ウォン(約11兆7304億円)だった。

これまでの韓国企業の四半期最高記録は、サムスン電子が4~6月期に計上した売上高171兆5000億ウォン(約18兆8650億円)、営業利益89兆5000億ウォン(約9兆8450億円)で、1四半期で記録を塗り替えた。

同社は2025年10~12月期から4四半期連続で、売上高と営業利益の最高記録を更新している。2025年10~12月期は売上高93兆8374億ウォン(約10兆3221億円)、営業利益20兆737億ウォン(約2兆2081億円)。2026年1~3月期には、それぞれ133兆8734億ウォン(約14兆7261億円)、57兆2328億ウォン(約6兆2956億円)へ拡大した。

事業部門別の業績は公表されていないが、半導体を担うデバイスソリューション(DS)部門のメモリー事業が全体をけん引したと分析されている。

DS部門の営業利益率は4~6月期に続き、7~9月期も70%台だったとみられる。高帯域幅メモリー(HBM)と汎用品を含むDRAM事業では、80%を超えたとの見方もある。

世界的なメモリー供給不足を背景に、DRAMとNAND型フラッシュメモリーの価格上昇も続いた。

市場調査会社DRAMエクスチェンジによると、パソコン向け汎用DRAM「DDR4 8Gb」の平均価格は3月の13ドルから9月には26ドルへ倍増し、過去最高となった。NAND「128Gb」の平均価格も、同期間に17.73ドルから30.61ドルへ上昇した。値上がり率は以前ほどではないものの、上昇傾向は続いている。

一方、非メモリー分野のシステムLSIと半導体受託製造のファウンドリー事業は、今回も赤字だったとみられる。

前四半期に7000億ウォン台(約770億円台)の赤字を計上したデバイスエクスペリエンス(DX)部門も、原材料費の負担増や世界的な競争激化などにより、赤字幅が拡大したと分析されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News