森林火災から救出のオランウータン8頭、保護林に インドネシア
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【10月11日 AFP】インドネシア当局と野生動物の保護団体は11日、ボルネオ島で相次いだ森林火災から救出されたオランウータン8頭を保護林に放したと発表した。
林業省と野生動物の保護・リハビリ団体『YIARI』の声明によると、8頭は先月、ボルネオ島のインドネシア領にある西カリマンタン州で、火災で焼けた農園などなどから救出された。農園の多くは、オランウータンの生息する森林の近くにあった。
8頭は母子3組と若い雄2頭で、9日に西カリマンタン州のバトゥ・ニャンブ保護林に移された。同保護林は原生林と二次林が広がる約2万3000ヘクタールの保護区となっている。
YIARIのカルメレ・リャノ・サンチェス最高経営責任者(CEO)は、生息地の安全が失われた場合、別の場所への移送は「必要な措置」だと述べた。
サンチェス氏は「オランウータンが安全に暮らせる森林を確保するため、生息地の保護は常に最優先課題だ。しかし、生息地が脅かされている中では、救出活動はオランウータンの生存を助けるために取れる最善の選択肢の一つだ」と説明した。
地元の天然資源保護当局のムルラン・ダメリア・パネ長官によると、インドネシア当局とYIARIは8月から10月9日までに、火災の危険にさらされたオランウータン計46頭を救出した。
オランウータンは絶滅の危機にひんしている。世界自然保護基金(WWF)によると、ボルネオ島とスマトラ島に生息するオランウータンは、100年前の23万頭超から約10万4000頭に減少している。
国際自然保護連合(IUCN)は先月、ボルネオ島のオランウータンの52%が生息する地域で火災が発生していると警告した。
インドネシアでは乾期に森林火災が頻発するが、今年はエルニーニョ現象の影響で火災が激しさを増している。今回のエルニーニョ現象は、比較可能な記録が残る過去約40年間で最も強いものの一つになると予想されている。(c)AFP