韓国の職業高校、卒業生の53%が大学進学…就職は22%に低下
このニュースをシェア
【10月11日 KOREA WAVE】韓国で職業教育を中心とする「特性化高校」の卒業生が、就職ではなく大学進学を選ぶ割合が5年連続で増えている。大企業や公企業など良質な就職先が減ったことで、大学進学率が上昇していると分析されている。
韓国教育開発院によると、2025年2月に特性化高校462校(マイスター高校を除く)を卒業した5万2165人のうち、4年制大学や専門大学に進学した生徒は53.2%だった。前年の51.8%から1.4ポイント上昇し、2020年の44.8%と比べると5年間で8.3ポイント増えた。
一方、2025年の就職者の割合は22.4%で、前年より0.7ポイント低下した。就職率は2022年に26.8%まで上昇した後、3年連続で低下している。
特性化高校の生徒を対象とする大学の特別選考枠は縮小している。4年制大学の募集人数は2026年度が3056人で前年度より159人減少し、2027年度は3014人と、さらに45人減った。
競争も厳しくなっている。京畿大学デザイン学部では、特性化高校出身者の合格者成績の50%ラインが2025年度の4.08等級から2026年度は3.55等級に上昇。延世大学未来キャンパスでも、合格者成績の75%ラインが平均2.88等級から1.82等級へ上がった。
募集枠が減り、合格水準が上昇しているにもかかわらず大学進学が増えている背景には、大学がより安全な選択肢になっていることがある。韓国教育省の就職統計調査では、2025年に大学へ進まず就職した特性化高校卒業生の34.5%が、従業員30人未満の企業に入社した。このうち6.1%は、時間外・夜間・休日勤務の割増手当や年次有給休暇制度がない従業員5人未満の企業に就職した。
こうした状況から、特性化高校本来の目的に沿って就職を促すには、生徒の希望に合う良質な雇用先が必要だとの指摘が出ている。
韓国教育省は2026年、地域に必要な技術人材を育成する「協約型特性化高校」を16校追加指定した。当初計画より6校多く、各校には5年間で最大45億ウォンが支援される。
教育省関係者は「単に就職率を高めるのではなく、良質な就職先に入れるようにすることが政府の一貫した政策方向だ」と説明。教育訓練を修了すると上位の国家技術資格を取得できる「資格特化型特性化高校」についても、イ・ジェミョン(李在明)政権の主要政策として5年間で100校を選定することを検討しているとした。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News