2026陸軍フェスティバル(c)news1
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【10月11日 KOREA WAVE】韓国防衛事業庁が、量子コンピューティング技術を国防分野に活用できるか検討に乗り出す。多数の兵器や監視・偵察手段が連携する戦場で、膨大な組み合わせをより迅速に計算し、最適な作戦案を導き出せるかを調べる。

同庁は10月8日、「量子コンピューティングに基づく戦場状況の予測と装備などの運用最適化」に関する概念研究を発注した。

現代戦の戦力は、従来の兵器だけに限られない。有人・無人システムやセンサー、武装、通信・宇宙関連設備などが複雑に連携し、戦況の変化に応じて短時間で数多くの判断を下す必要がある。

敵の移動に加え、攻撃、防御、迂回、欺瞞などの戦術行動を考慮すると、想定すべき状況は大幅に増える。味方の戦力配置や装備構成、任務の割り当て、移動経路、作戦方針まで含めれば、検討対象となる選択肢はさらに膨らむ。

専門家からは、複雑な安全保障環境で最適な選択肢を迅速に導くため、量子コンピューティングの導入を急ぐべきだとの提言が続いていた。防衛事業庁も、従来のコンピューターによる計算を補完する新技術として、活用可能性を検討する必要があると判断した。

量子コンピューティングは、量子力学の「0」と「1」の状態を重ね合わせられる性質を利用して計算する。最適な組み合わせの探索やシミュレーションなど、戦闘対応に関わる一部の計算で優れた性能が期待される。

ただし、現在の技術では、民間向けの量子ハードウエアやアルゴリズムを国防上の課題にそのまま適用するには限界がある。データの入出力や、課題を量子計算向けに変換する際のコストなどを考慮し、国防分野に適した活用方法を整理する必要がある。

今回の研究では、国防上の主要な計算課題を分類する。代表的な組み合わせ最適化の課題について、従来の計算方式、量子シミュレーター、従来型と量子計算を組み合わせた環境を直接比較・検証する計画だ。

さらに、機密情報を使わずに国防分野の特徴を再現できる標準的な課題群を選び、継続的に作成できる合成データの生成基準なども検討する。国防向け量子コンピューティングの性能評価や試験・検証の仕組みづくりにつなげる。

防衛事業庁は最終的に、中長期の研究開発方針を含む国防向け量子コンピューティングの工程表を策定する方針だ。国防に特化した最適化アルゴリズムや、計算課題のモデル化などが盛り込まれる可能性がある。

同庁は「従来のシステムと併用できるよう概念実証を進め、国防への適用可能性を分析する」と説明。策定した工程表を、将来の量子コンピューティングに基づく戦場管理システムなどの兵器体系に反映させる考えを示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News