SNS「Threads」に投稿された飲食店のメニュー(c)news1
SNS「Threads」に投稿された飲食店のメニュー(c)news1

【10月11日 KOREA WAVE】韓国・光州市の飲食店が、5・18民主化運動の犠牲者を侮辱する意味で使われてきた表現をメニュー名に使用したとして批判を受けている。店主は「何の意図もなかった」と釈明し、謝罪した。

SNS「Threads」には5日、光州市東明洞に新たにオープンしたとされる飲食店のメニュー表が投稿された。メニューには「血のトッカルビ」という名称の料理が掲載され、「こんがり焼いたトッカルビ3ピースをケチャップと一緒にお召し上がりください」と説明されていた。価格は1万2000ウォン。

この店はインスタグラムで同メニューを紹介した際にも、「血まみれ」を意味する表現を投稿に使っていたという。

問題となったのは、「血のトッカルビ」という表現がインターネット上で、5・18民主化運動の犠牲者を嘲笑、侮辱するヘイト表現として使われてきたことだ。過去にも同様の表現を使用し、犠牲者や遺族を侮辱しているとの批判を受けた例がある。

特にこの表現は、光州を代表する料理のトッカルビと、5・18民主化運動で犠牲となった人々の血を結びつけた極端な侮辱表現として知られている。メニューの写真を見たネットユーザーからは「知らなかったとは思えない」「それ以前に料理の名前として適切なのか。嫌だ」などの批判が相次いだ。

批判が広がると、店側は特定の意図や侮辱する目的はなかったと説明し、謝罪した。店主は「メニュー名を決める際、同じ料理でも違った表現にすればいいと思い、本当に何の意味もない言葉だと思っていた」と釈明した。

また、関連する投稿がインターネット上に掲載される前の午後7時32分ごろ、自ら検索して表現の意味を確認したと説明。「調べた結果、問題になり得る言葉だと認識した。不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っている」と謝罪し、「ただ、何の意図もなかったことは伝えたい」と述べた。

一方、従業員の個人情報がインターネット上で共有されていることについては懸念を示し、「従業員の個人情報がすべて掲載された投稿を見ると、やるせない気持ちだ」と話した。その上で「不快な思いをされた方がいれば、私に直接連絡をいただければ、一人一人に謝罪したい」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News