少女らに性的行為や自傷強要、男性優越主義グループ率いたインド人男に拘禁20年 仏
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【10月10日 AFP】フランス・パリの裁判所は9日、少女らに性的行為や自傷を強要していた男性優越主義グループを率いたインド人の男(29)に対し、拘禁20年の判決を言い渡した。被害者の多くは未成年だった。
検察側は、ナチス・ドイツやサディズム(加虐趣味)に傾倒し、常軌を逸した残虐な人物と評したロハン・ラネ被告に対し、拘禁30年を求刑していた。
法廷での説明によると、ラネ被告が率いた男性優越主義グループの被害者は数十人に上る。大半は米国人の少女で、多くが15歳未満だった。
グループの他のメンバーは若い男で、米国、インド、ドイツ、ニュージーランドの出身だった。
被害者のうち、現在18~21歳の女性6人が正式に被害を届け出た。検察側によると、約20人の被害者を特定したが、連絡が取れなかった被害者もいた。
主に非公開で行われた5日間の審理を経て、裁判所はラネ被告を、組織的犯罪集団の一員として行った恐喝などの罪で有罪とし、被害者に対する拷問や残虐行為を加重事由と判断した。
検察側によると、被害者は全員、「CVLT」と呼ばれる男性優越主義グループに誘い込まれていた。同グループは、虚無主義、人種差別、反ユダヤ主義、ナチスの美学や価値観、フェミニストやLGBTQ+(性的少数者)コミュニティーへの憎悪を原動力としていた。
同グループは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の前から、ラネ被告をリーダーとして通信アプリ「ディスコード」上で活動するようになった。
ラネ被告は、インドからフランスに渡って商業学校で学んだ後、スポーツコーチになった。
グループはオンラインフォーラムで弱い立場にある被害者を見つけ出して裸の画像を送らせ、要求に従わなければ家族や学校の友人に画像をばらまくと脅していた。
捜査当局によると、被害者の多くは黒人かユダヤ人で、性的行為や刃物を使った自傷行為を強要されていた。自傷行為には、加害者の名前やナチスのシンボル「かぎ十字」を皮膚に刻み込むことも含まれていた。
こうした行為の最中、被害者は「ウォーロード(軍事的指導者)」を自称する男たちから侮辱的な言葉や嘲笑を浴びせられた。
グループのメンバーだった米国人の男(26)は、12歳の少女をレイプした罪で2021年に米国で有罪判決を受け、服役している。
ラネ被告は2021年、フランスで初めて逮捕された。米当局は、ラネ被告が「CVLT」を率いていたことや、自身の「加虐欲求」を満たしたいという願望を誇示していたことに関する情報を提供した。
米国の団体「全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)」は2020年、12歳の少女の皮膚に「Rohan(ロハン)」という名前が刻まれた衝撃的な画像をインターネット上で発見し、「CVLT」について初めて警鐘を鳴らした。
フランスでの裁判は、名乗り出た米国人被害者の一部が公開審理を求めたにもかかわらず、米国側の要請を受けて非公開で行われた。
法廷では、被害者や証人、さらには米国の検察官の一部に対しても脅迫が行われていたことが明らかにされた。
米当局は、ラネ被告がフランスで服役した後、身柄の引き渡しを求める意向を示している。(c)AFP