金与正氏、韓国の医療機器支援計画を拒絶…「人道支援を装った茶番」と非難
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【10月09日 KOREA WAVE】北朝鮮のキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党総務部長は10月8日、韓国政府の対北朝鮮医療機器支援計画について、「地雷爆発事故を捏造した後で人道支援を口にするのは、二面性を持つ厚顔無恥な茶番だ」と非難した。
キム・ヨジョン氏は朝鮮中央通信で発表した談話で、「現在の状況で韓国が支援する医療機器などがわが領内に入ることはできず、持ち込む方法もないと知りながら、自作自演をしている」と主張した。
韓国政府は平壌近郊の江東郡病院に約93億ウォン(約10億2300万円)相当の医療機器を提供するため、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会に制裁免除を申請し、5月22日に承認を受けた。
韓国国際保健医療財団が進める事業で、支援物資はCT装置、X線装置、救急車など166種類、1431点となる。
統一省は10月7日にこの計画を公表したが、具体的な事業の進め方については、まだ北朝鮮と協議していないと説明した。実際の支援時期や方法は、南北関係の状況などを踏まえて慎重に検討する方針だ。
キム・ヨジョン氏は、韓国側が自らの「善意の姿勢」と、それを拒む北朝鮮の姿勢を対比させ、何らかの利益を得ようとしていると批判。支援計画を「国家への侮辱」「形を変えた政治的挑発」「重大な主権侵害」と位置付けた。
さらに、韓国当局の対応は一方的な判断、決定、発表ばかりだとし、政治的に未熟なのか、改めようのない愚かさなのかと、強い表現で非難した。
地雷爆発事故については、「韓国のチョン・ドンヨン(鄭東泳)統一相も、北朝鮮による意図的な攻撃と断定するのは難しいと自ら認めた」と主張した。
チョン・ドンヨン氏は7日の国政監査で、北朝鮮軍が埋設した地雷の爆発事故について、「現時点では地雷攻撃と特定できないと思う」と発言していた。キム・ヨジョン氏は、この発言を北朝鮮側に有利に解釈したとみられる。
キム・ヨジョン氏は韓国内で「事故か挑発か」をめぐる議論が続いていることもあざけり、地雷事故を「自作自演」とする従来の主張を繰り返した。そのうえで、期待した効果が得られなかったために持ち出したのが医療機器支援という「茶番の第2部」だと批判した。
南北関係については、本当に関係を立て直したいのであれば、相手の感情を意識し、最大限の尊重と配慮、誠意を示すべきだと述べた。
一方で、「韓国とは何もやり取りすることも、関わることもなく、向き合う必要さえないというのが、北朝鮮の絶対に変わらない立場だ」と強調した。
また、支援物資の一覧で北朝鮮の国家と人民を侮辱したとして、韓国側の行為には徹底して責任を問うと警告。「北朝鮮に最も敵対的な韓国の本質と、南北関係の敵対的な性格は決して変わらない」と主張した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News