済州で失踪事案を虚偽の報告で終結させた疑いで、済州東部警察署の留置場から検察に送致される済州西部警察署所属の警察官=2026年9月1日(c)news1
済州で失踪事案を虚偽の報告で終結させた疑いで、済州東部警察署の留置場から検察に送致される済州西部警察署所属の警察官=2026年9月1日(c)news1

【10月09日 KOREA WAVE】韓国・済州で失踪事案を虚偽の報告で終結させた疑いが持たれている済州西部警察署所属の警察官(37)が罷免された。警察が9月1日に身柄を拘束したまま検察に送致してから、約1カ月後の処分となる。

済州西部警察署は10月8日午前、懲戒委員会を開き、この警察官の罷免を決めた。

勾留中の警察官は書面で意見を提出し、失踪後に死亡した人の遺族側も委員会に参加して意見を述べたという。

処分結果は警察官に通知される予定で、不服がある場合は審査を請求できる。

警察官が虚偽の報告で事案を終結させた後、遺体で見つかった失踪者の遺族は、罷免を歓迎する一方、「警察の軽率で拙速な対応に強い遺憾を表明する」とした。

遺族の代理人は同日の声明で、「懲戒委員会の結果を知らせてほしいと問い合わせたが、個人情報であり非公開情報だとして断られた。その後、報道で初めて罷免を知った」と明らかにした。

さらに「この事件で遺族は無視され、蚊帳の外に置かれている。最も大きな被害を受けた当事者なのに、二次的な存在として扱われているのではないかという疑念を拭えない」と批判。「今後、関係者への懲戒委員会が開かれる際には、同じことが起きないよう望む」と訴えた。

警察官の初公判は10月14日、済州地裁で開かれる予定だ。職務放棄、公的な電磁的記録の偽造・使用、虚偽公文書の作成・使用などの罪に問われている。

警察官は5月と7月にそれぞれ届け出があった失踪事案2件を処理する際、失踪者と連絡が取れたように装い、警察の112(日本の110番)の通報処理システムと、行方不明児童などの情報を管理するシステムに虚偽の内容を入力した疑いがある。内部報告書にも虚偽の内容を記載していたことが、捜査で判明したという。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News