【10月9日 AFP】ロシアのIT大手ヤンデックスは9日、ウクライナのドローン攻撃を受けてデータセンターが損害を受けたと発表した。同社の施設が攻撃を受けるのは2日連続となる。

ロシアがウクライナのデータセンターへの攻撃を開始してから数週間が経過しており、今回の攻撃はウクライナ側がロシアのインターネットインフラを標的とした新たな報復活動を開始した兆候である可能性がある。

「ロシアのグーグル」とも称されるヤンデックスは、同国で最も人気のある検索エンジンに加え、ロシア語圏の数千万人が利用するフードデリバリーや配車アプリを運営している。

同社は9日、「ドローン攻撃により、カルーガにあるデータセンターのインフラの一部が被災した。複数のデータセンターモジュールが完全に機能停止している」との声明を発表した。また、「これにより、一部のヤンデックスのサービスに障害が発生する可能性がある。現在、被害の全容を調査中だ」と説明している。

カルーガ州の知事はこれに先立ち、ドローン攻撃が「同市のインフラに直撃し、負傷者と被害が発生した」と発表。攻撃で9人が負傷し、うち5人が入院したが、全員容体は安定しているという。

前夜にも、ロシア中央部リャザン州にあるヤンデックスのデータセンターが攻撃を受けて火災が発生していた。

前夜の攻撃により、主要な交通サービスやオンラインショッピングプラットフォームのウェブサイトにアクセスできなくなるなど、終日にわたって大規模なシステム障害が発生した。(c)AFP