上海・復興島が若者の消費拠点に、独自の都市開発モデルを模索
このニュースをシェア
【10月18日 CGTN Japanese】上海市・復興島が、若者の消費を呼び込む新たな場所になっています。2026年の中国の国慶節期間には、第2回小紅書RED LANDオープンワールド・アドベンチャー・アイランドが開催され、音楽フェスティバルなども行われました。黄浦江に浮かぶ唯一の内陸島である復興島は、文化やテクノロジーと、工業地帯ならではの風景との調和を図る独自の開発が進められています。
RED LANDは昨年の初開催以来、中国国内だけでなく、海外のアニメやゲーム文化を好む若者から注目を集めています。主催者によると、今年の会場面積は15万平方メートルで、miHoYoやマーベルなど160を超える国際的なアニメ・ゲームIPが集まりました。チケットは全5回の販売で、各回平均20.6秒で完売し、購入者の約8割が上海市外の人が占めました。
復興島の総面積は約1.13平方キロメートルです。上海市の都市計画では「戦略的留保区域」に位置付けられており、現在も大規模な開発は行われていません。
2024年末には、上海量子都市時空スマートイノベーション実験基地が復興島に開設されました。島は次第に、都市の科学技術イノベーションを試す実験エリアであると同時に、大規模な文化イベントの舞台としても利用されるようになっています。この1年余りの間に、さまざまな公演やスポーツイベント、文化交流イベントが開催され、400社を超える「一人会社(OPC)」もここで活動しています。
一方、復興島は現在も、空間を固定的に使わない柔軟な開発が続いています。
開発初期から携わった建築設計者によると、復興島の開発理念は他の地域とはやや異なります。商業施設やオフィス、住宅の整備を中心とするのではなく、現在も残る工場などの古い建築物を活用し、空間を改善したり、インフラを整備したり、用途を変更したりすることで、イベントの開催を支え、新たな人の流れを生み出すことに重点を置いています。
中国では現在、それぞれの地域が持つ環境や特色を生かしながら、どのように開発を進めるかが模索されています。上海の復興島もその一例です。今後、消費や科学技術分野での可能性を広げながら、工業地帯としての雰囲気や本来に近い環境をどこまで維持できるかが注目されます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News