中国山西省の西陰遺跡で彩陶製作のための道具が出土
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【10月9日 CGTN Japanese】中国山西省考古研究院は10月8日、同省南西部に位置する運城市夏県西陰遺跡での3回目の考古学的調査により、新たな成果を得たことを明らかにしました。考古学研究者は仰韶時代(約紀元前5000-同2900年)のものとされる内外二重の環壕から、彩陶を作るための赤鉄鉱石や砥石、すり石、顔料の調色皿などの道具を大量に発見しました。当時の人々の陶器の製作技術や上絵付けにおける顔料の使用などの研究に新しい資料が得られたとのことです。
山西省考古研究院は2025年7月から、山西大学考古文博学院、山東大学考古学院、運城市文物保護センターなどと共同で、西陰遺跡で3回目の発掘調査を進めています。
西陰遺跡は継続時間が長く、文化の痕跡が多く残されている先秦時代(秦が中国を統一する紀元前221年以前)の遺跡であり、仰韶文化、廟底溝二期文化、龍山文化と殷代初期の各時期の遺構や遺物を見出すことができます。
西陰遺跡は1926年に発見され、最初の発掘調査が行われました。中国人が独自に考古学的調査を行ったのはこの西陰遺跡の調査が初めてでした。また、1994年には2回目の発掘調査が行われました。
この遺跡からの出土物には仰韶時代の陶器と石器が多く、彩陶鉢、高圏足鉢(脚部が高く環状に広がる器)、陶製の紡輪(糸を紡ぐための道具)、陶環(腕輪などの装飾品)、有孔石刀、石製のカイコのさなぎの模型、骨製の矢じりなどが見つかりました。また、出土した動物の骨は初歩的な鑑定によると、豚、牛、羊、犬、鶏、鹿、ツキノワグマ、タケネズミ、ウサギ、リスなどのものです。植物考古学による分析によると、炭化した農作物種子はアワとキビが中心で、それ以外に少量の水稲の種子もありました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News