ソウル市内のフランチャイズチキン店(c)news1
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【10月09日 KOREA WAVE】韓国でチキンの重量表示制度が2026年7月から本格的に導入されたものの、消費者が実際に受け取る商品の重量と表示重量に最大約305グラムの差があることが調査で分かった。現行制度では調理前の重量を表示するため、調理によって重量が変化すること自体は想定されている。しかし、消費者が実際に提供される量を直感的に比較しにくいとの指摘が出ている。宅配アプリによって重量の表示場所や方法が異なることも課題となっている。

韓国消費者団体協議会の物価監視センターによると、2026年8月に4つの宅配アプリで主要チキンチェーン5社の加盟店を調査したところ、一部のアプリやブランドでは重量情報を確認しにくいことが分かった。

韓国政府は、価格を維持したまま内容量を減らす「シュリンクフレーション」を巡る問題への対応として、チキンの重量表示制度を導入した。大手チキンチェーン10社の加盟店は7月から、公式サイトや宅配アプリなどに重量情報を表示することが義務付けられている。

調査では、キョチョンチキンとbhcは4つの宅配アプリの商品詳細や選択項目などに重量を表示し、制度導入に向けた周知期間に比べて情報を確認しやすくなっていた。一方、一部ブランドでは別の項目を開かなければ重量を確認できなかった。

BBQは「配達の民族」とクーパンイーツでは商品詳細画面で確認できたが、テンギョヨとヨギヨでは栄養・アレルギー情報ページの別リンクを開いたり、複数の手順を踏んだりする必要があった。

チョッカッチッ・ヤンニョムチキンも、クーパンイーツでは店舗・原産地情報など別項目を開かなければ重量を確認できなかった。グッネチキンは骨なし商品については全アプリで容易に確認できたが、テンギョヨとヨギヨの骨付き商品ではアレルギー・栄養成分の項目を開く必要があった。

表示重量と実際に届く調理済み商品の重量にも差がみられた。ただ、現行制度では調理済み商品の重量ではなく、調理前の重量をグラム、または生の鶏の重量範囲を示す単位で表示する。揚げたり焼いたりする際に水分が失われ、調味料やソースが加わるため、表示重量と調理後の重量が一致する必要はない。

協議会が宅配アプリや各社の公式サイトに記載された重量と、実際に購入した商品の重量を比較したところ、骨付きチキンでは86.4~304.8グラム、骨なしでは38.4~141.3グラムの差があった。

調査対象の大半は、調理後の実重量が表示重量を下回った。一方、BBQの「黄金オリーブチキン・ヤンニョム骨なし」とチョッカッチッ・ヤンニョムチキンの「シュプリームヤンニョムチキン骨なし」は、平均実重量が表示重量を上回った。

調理方法や水分の減少量、ソースの使用量などによって差が生じるものの、消費者にとっては調理前の重量だけで実際に受け取る量を比較するのは難しい。また、表示重量と調理後の重量がどの程度異なる可能性があるのかを示す情報もなく、現行の重量表示制度には実際の購入量を比較する上で限界があるとの指摘が出ている。

協議会は「消費者が重量情報を簡単に確認、比較できるよう、表示場所や方法について統一した基準を設ける必要がある。重量の差を明確に認識できるよう表示基準を補完する必要がある」と指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News