韓国サムスン・LGもヒューマノイド競争加速…中国勢は卓球やサッカーを実演
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【10月09日 KOREA WAVE】ヒューマノイド(人型)ロボットが卓球のラケットを振って飛んでくるボールを打ち返し、別の場所では2足歩行のロボットがサッカーボールを追いかける。ロボットがボールを打ち返したり蹴ったりするたび、観客はスマートフォンを向けた。
カザフスタンの首都アスタナで2日に開かれた「AI&デジタルブリッジ2026」では、ロボット関連の展示に多くの人が集まった。中国ロボット新興企業の宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)はヒューマノイドによる卓球、ブースターロボティクスはロボットによるサッカーを披露した。
会場を自由に動きながら来場者と交流するカザフスタンのロボット企業QAZBOTのロボットも注目を集めた。顔部分のカメラで人を認識し、来場者のポーズをまねる一方、手で作ったハートを正しく認識できず、別の動作をする場面もあった。
QAZBOTはヒューマノイドの研究・教育から産業への応用まで手がける企業で、中国のAGIBOTと戦略的パートナーシップを締結。カザフスタンでの生産工場建設やデータ・AIモデルの共有、技術移転などを進めている。
QAZBOTのアザマト・イェシュムハメトフ最高技術責任者(CTO)は「現在、中国はAIロボティクスとフィジカルAI分野をリードしている」とし、AGIBOTとはデータ収集やAIモデル、知識移転まで含む緊密な協力関係にあると説明した。
同社は専門人材の育成から研究、産業応用までを網羅するエコシステムの構築を目指す。中国で開発されたロボットを現地環境に合わせて調整し、ウズベキスタンやキルギス、アゼルバイジャン、トルコなどへの事業拡大も計画している。
ヒューマノイドには技術的な課題が残るものの、将来的には日常生活まで用途が広がるとの見方が強い。イェシュムハメトフCTOは「10年前、ロボット掃除機が登場した時も誰が買うのかと言われたが、今では一般的な製品になった。まだ道のりは長いが、最終的にヒューマノイドロボットは私たちの生活の一部になる」と語った。
世界の企業がヒューマノイドを実際の現場で相次いで披露する中、韓国企業も対応を加速させている。サムスン電子は2027年の世界最大級のIT・家電見本市「CES」での公開を目標に独自のヒューマノイドを開発しており、製造現場への導入を早めるため7月に「RX(Robotics eXperience)事業推進室」を新設した。
LG電子も車輪移動型の家庭用ロボット「CLOiD」と子会社ベアロボティクスを軸に、産業・商業用から家庭用までロボット事業を拡大している。
会場にいたロボット企業関係者は、韓国企業は技術力と製造能力に強みを持つ一方、ヒューマノイド分野では公開製品や実際の導入例がまだ多くないと指摘。「今後は技術の確保だけでなく、どれだけ早く現場にロボットを投入してデータを蓄積し、商用化できるかが重要になる」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News