【10月9日 AFP】米国防総省当局者は8日、2009年に南部テキサス州のフォートフッド陸軍基地で銃を乱射して13人を殺害し、殺人罪などで死刑判決を受けた元軍医ニダル・ハサン死刑囚の銃殺刑を生配信すると明らかにした。ピート・ヘグセス国防長官はこれに先立ち、同死刑囚を「公開」処刑すると述べていた。

国防総省当局者は匿名を条件にAFPの取材に応じ、ハサン死刑囚の銃殺刑について「生配信される。詳細は追って発表する」と述べた。

ヘグセス氏は8日、X(旧ツイッター)の国防総省公式アカウントに投稿された動画で、ハサン死刑囚について「当然のことながら、兵士から成る銃殺隊によって処刑される。公開で執行する」と述べていた。

ヘグセス氏は米空母エーブラハム・リンカーンの艦上で、右派インフルエンサーのジャック・ポソビエック氏に対し、「こうした行為には重大な結果が伴うことを、人々は理解する必要がある」と語った。

ヘグセス氏は、米軍による銃殺刑の執行は第2次世界大戦以来になると指摘した。1945年に脱走・敵前逃亡の罪で銃殺刑に処されたエディ・スロビク死刑囚の事例に言及したものだ。

ヘグセス氏は「私は第2次世界大戦時の精神が嫌いではない。すなわち勝利を第一に考え、敵が攻撃してきた時は、一歩も引かずに立ち向かわなければならないと理解する心構えだ」と述べた。

別の動画では、ポソビエック氏がヘグセス氏に対し、ハサン死刑囚の最後の願いは何だったかを尋ねた。

ヘグセス氏は「どうでもいい。12月3日に会おう」と答えた。12月3日はハサン死刑囚の死刑執行予定日だ。

米軍が最後に死刑を執行したのは1961年で、ジョン・ベネット死刑囚がレイプと殺人未遂の罪で絞首刑に処された。(c)AFP