【10月8日 AFP】<内容更新>ウクライナ東部ドネツク州の最前線に近いクラマトルスクで8日午前、路線バス2台がロシア軍の攻撃を受け、30人が死亡した。地元の当局が明らかにした。

地元の検察当局は、「今朝のバス攻撃による死者数は、現時点で30人に増加した。18人が負傷している」と発表した。これに先立ち検察当局は、12人が死亡、14人が負傷しているとの現場からの初期の報告について発表し、激しく炎上したバスの残骸のほか、道路上に被害者の遺体やがれきが散乱している様子を捉えた写真を投稿していた。

また、ドネツク州当局によると、公共交通機関の運行が一時的に停止しているという。

ウクライナ国家警察は、ロシア軍が誘導滑空爆弾を用いてバスを攻撃したと発表した。

今回の攻撃についてクラマトルスク市議会は、「ロシア軍が民間人に対して新たに犯した凄惨な犯罪だ」と批判。「ロシア軍は再び、軍事目標が一切存在しない場所を攻撃した」と付け加えた。

ウクライナ東部ドネツク州はロシア側が自国領と主張しているが、クラマトルスクは、ロシア軍がまだ陥落させていない主要都市の一つだ。同都市はウクライナ軍の物流や補給の拠点となっており、同国軍が防衛を続けているいわゆる要塞地帯の一角をなしている。

この前日には、ウクライナ北部チェルニヒウ州の集合住宅にロシア軍のミサイルが着弾し、子ども5人を含む22人が死亡している。(c)AFP