労働新聞(c)news1
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【10月08日 KOREA WAVE】韓国政府が、北朝鮮・平壌市の江東郡病院に医療機器を支援する計画を国連に提出し、輸送業者として現代峨山を暫定的に選定したことが分かった。11月までの発送を想定しているが、北朝鮮との協議はまだ終わっておらず、実際の日程は未定だ。

統一省が7日、国会外交統一委員会に所属する野党「国民の力」のキム・デシク議員に提出した資料によると、政府は韓国国際保健医療財団(KOFIH)を通じ、166種類、1431点の医療機器を支援する計画を策定した。支援額は675万ドル(約10億6700万円)を見込む。

統一省は、現在の計画は暫定案であり、北朝鮮との協議を終えてから事業規模を確定し、南北交流協力推進協議会などの関連手続きを経て実施すると説明した。

政府は国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に制裁免除を申請し、5月22日に承認通知を受けた。支援対象のうち、コンピューター断層撮影装置(CT)、救急車、高圧滅菌器、超低温冷凍庫など41品目が制裁対象に該当した。

国連に提出した申請書には、承認から6カ月以内に物資を発送する計画を記載した。承認通知日を基準とする暫定的な発送期限は11月22日だが、実際の発送日は決まっていない。輸送業者には現代峨山を暫定選定した。仁川港を出発し、中国の丹東を経由して北朝鮮の南浦港へ運び込む経路を示している。

機器が医療目的で使われるかを確認する点検計画も用意した。KOFIH職員3人と外部専門家3人の計6人でチームを組み、北朝鮮へ派遣する案だ。北朝鮮が韓国人の入国を認めない場合は、中国やモンゴルなど第三国の人員による現地調査や、ビデオ通話での点検を活用する方策も示した。

韓国政府は、北朝鮮の医療機器・医薬品不足や、長期の国境封鎖に伴う保健医療体制の脆弱さを支援の理由に挙げた。平壌郊外の江東郡病院の診断・治療能力を高め、妊産婦、新生児、高齢者、重症・慢性疾患患者などが医療を受けやすくする狙いだ。財源には、南北協力基金の民生協力支援に含まれる保健医療協力予算を使う予定だ。

制裁免除の有効期間は承認通知から9カ月。期間内に実施できなければ、事業計画を見直し、免除期間の延長申請をするかどうか判断する。

キム・デシク議員は「北朝鮮が埋めたと判断された地雷で韓国軍兵士が重傷を負った状況で、政府が支援機器や輸送船まで細かく計画することが、国民の感覚に合うのか」と疑問を呈した。

そのうえで「対北支援は速さではなく、原則と検証が先だ」と強調した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News