【10月12日 CGTN Japanese】10月7日午前、映画『龍飯店へようこそ』の公式Weiboは、同作が中国本土を代表して、第99回アカデミー賞国際長編映画賞に出品されることを発表しました。

文牧野(ウェン・ムーイエ)監督がメガホンを取り、沈騰(シェン・トン)が主演する、反戦と食をテーマにした映画『龍飯店へようこそ』は現在、中国で公開中です。これまでの興行収入は23億元(約552億円)を突破しています。

物語の主人公は、沈騰演じる中国人料理人の徐福です。家族を養い借金を返すため中東へ渡り、現地で蒋奇明(ジャン・チーミン)演じるレストランの支配人、馬俊生と出会います。二人は力を合わせて「龍飯店」を切り盛りし、中国料理の香りに誘われるように、さまざまな国の客が次々と店を訪れます。しかし、突如として戦争が勃発し、二人もその渦中に巻き込まれ、混乱の中で生き抜くという厳しい試練に直面します。

戦火に包まれた中東の街や、厳重な警備が敷かれた検問所、果てしなく広がる荒野——。映画を観た多くの観客は、撮影が海外で行われたと思ったといいます。しかし、実際のロケ地は中国北西部寧夏ホイ族自治区の賀蘭山の奥地にある古い鉱山地区でした。

十数年にわたって静まりかえっていたかつての炭鉱の街は、映画産業をきっかけに人気の観光スポットへと生まれ変わりました。ここ3年間の観光客数は延べ40万人を超え、注目度も高まり続けており、かつての鉱山地区は映画によって新たな活気を取り戻しています。

映画の人気はスクリーンの外にも広がっています。映画館で行われている公式ライセンス商品の期間限定販売も人気を集めており、バッグチャーム、マグネット、缶バッジのブラインドボックスなど、劇中の要素を取り入れた10種類以上のグッズが19.9元(約478円)から129元(約3096円)で販売され、多くの観客が鑑賞後に買い求めています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News