中国の6G技術、実用化に向け開発加速
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【10月12日 CGTN Japanese】中国・南京市にある紫金山実験室の6G融合実験室では、6Gネットワークを使ってピンポン球を連続してバウンドさせる実験が行われています。
ピンポン球はすでに2時間以上にわたって弾み続けており、一度も地面に落ちていません。
この実験で検証しているのは、6Gネットワークの低遅延性と安定性です。信号にわずかでも遅れや途切れが生じれば、下にある台の動きが追いつかず、ピンポン球は落下してしまいます。
ここ数年、紫金山実験室は6G技術の研究開発を重ね、さまざまな用途での実用化に向けた取り組みを加速させています。
6Gは、高速・大容量の通信に加え、多くのスマート機器にリアルタイムで信頼性の高いセンシングやAI計算サービスを提供することも可能です。こうした機能を活用することで、将来は多数のスマートロボットが連携して作業することも可能になります。
従来の生産ラインでは、多くの設備がイーサネットを使った有線接続で信号をやり取りしています。工業生産では極めて高い精度が求められ、歯車のかみ合わせがわずかにずれただけでも、摩耗や設備停止につながる可能性があります。
これまで無線通信は安定性が十分ではなかったため、有線接続に頼らざるを得ず、生産ラインを改修するたびに配線をやり直す必要があり、コスト増加の一因となっていました。6Gは、こうした状況を変えようとしています。
6Gネットワークによる無線接続では、小型の黒いボックスが信号の送受信端末として使われます。複雑に配線を省きながらも、歯車は同じように高い精度で滑らかにかみ合っています。将来、6Gが産業用インターネットに活用されれば、大規模なスマート機器の協調作業を支えることが可能になります。
現在、6Gはまだ実証・技術開発の段階にあります。紫金山実験室をはじめとする研究機関では、引き続きコア技術の開発が進められています。近い将来、6G技術は工場や産業パーク、さらには私たちの暮らしのさまざまな場面へと広がっていくと期待されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News