モンゴル首都の民家にクマ、男性襲われ死亡
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【10月8日 AFP】モンゴルの首都ウランバートル郊外の民家にクマが現れ、男性が襲われて死亡し、女性が重傷を負った。当局が8日、明らかにした。今年は同国各地でクマの目撃件数が急増しており、当局が注意を呼び掛けている。
ウランバートル市環境局のムンフバヤル・M局長によると、同市バヤンズルフ区の民家に7日夜、クマが現れ、40代の男性と50代の女性が襲われた。
女性は負傷したものの何とか逃げ出し、近隣住民に助けを求めた。現在は病院で治療を受けているという。
レンジャー35人から成るチームがクマの捜索と駆除に当たっている。
ムンフバヤル氏によると、モンゴルではクマの目撃件数が増加しており、ウランバートルだけでも今年に入って24件に上る。2018年は2件、2019年は1件だった。
当局は国内8県でクマの狩猟を許可するとともに、地方部のレンジャーの活動を支援するため、麻酔銃の調達を進めている。
目撃件数が増加している原因については、現在も調査が続いている。
環境・気候変動省のバルジンニャム・N氏は記者団に対し、東部ヘンティー県で捕獲・駆除されたクマを調べたところ、胃が空だったと明らかにした。
このため当局は9月、今年いっぱい、山間部での木の実やベリー類の採取を禁止したという。
モンゴルでは今年、11県と首都で計754件のクマ目撃情報が寄せられている。このうち80%は、子グマか子連れの雌グマだった。
日本でも近年、市街地周辺を含め、クマの目撃件数や人身被害が急増している。
専門家によると、原因は複雑で、気候変動との関連が考えられる餌の量の変動や、地方部の人口減少などが挙げられる。(c)AFP