愛知・名古屋アジア大会のバドミントン女子シングルスで金メダルを獲得した韓国のアン・セヨン(c)news1
愛知・名古屋アジア大会のバドミントン女子シングルスで金メダルを獲得した韓国のアン・セヨン(c)news1

【10月08日 KOREA WAVE】韓国野党「国民の力」のチン・ジョンオ議員は、男子選手だけが兵役上の優遇を受けることは男女差別に当たるとして、女性選手への報奨策も含めた制度改善の議論を求めた。チン・ジョンオ氏自身は射撃選手として、五輪で金メダル4個、銀メダル2個、世界選手権で金5個、アジア大会で金3個を獲得した。

7日のフェイスブックへの投稿では、サッカー韓国代表の一部選手がアジア大会優勝後に、除隊記念帽を使ったパフォーマンスなどをしたことを批判した。こうした言動を受け、兵役特例制度の見直しを求める声が高まっている。チン・ジョンオ氏は「一部選手の不適切な言動やパフォーマンスは間違っていた」と指摘した。さらに「国家代表なら、太極旗を胸に付ける重みを理解しなければならない。過ちがあれば、きちんと謝罪すべきだ」と後輩たちに求めた。

一方で「謝罪すべきことには謝罪を求め、拍手を送るべきことには拍手を送ろう」とし、選手個人の過ちと金メダルの価値は別だと強調した。過ちは指摘しても、競技で成し遂げた成果まで貶めるべきではなく、兵役免除をめぐる論争が選手の努力を覆い隠してはならないという考えだ。

チン・ジョンオ氏は「兵役特例を維持するか、変えるかは国民的な議論をすればよい」と述べ、今回の論争を機に、女性メダリストの処遇にも目を向けるよう提案。「金メダルの価値は男女で変わらず、国家代表としての責任の重さも同じだ」と指摘した。そのうえで「男子選手に兵役上の優遇があるなら、兵役義務のない女子選手にも、国を代表して成し遂げた成果に見合う報奨策を、一緒に考えなければならない」と訴えた。

チン・ジョンオ氏自身は、2001年12月から2004年2月まで兵役につき、2004年アテネ五輪の男子10メートルエアピストルで銀メダルを獲得、韓国射撃界の看板選手となった。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News