北朝鮮、韓国軍のDMZ地雷事故調査を「自作自演」と反発…「1ミリでも侵入すれば強力対応」
このニュースをシェア
【10月07日 KOREA WAVE】北朝鮮は6日、非武装地帯(DMZ)で起きた地雷爆発事故を北朝鮮によるものとした韓国軍の判断について、「一方的に結論付けた自作自演」だと反発した。韓国軍が地雷除去作業中に北朝鮮側へ1ミリでも侵入すれば、直ちに強力な対応を取るとも警告した。
北朝鮮外務省は声明で、韓国が地雷爆発事故を北朝鮮と結び付けた最終調査結果を発表し、地雷除去作業や外交・軍事的対応措置に言及したと指摘。「ソウルが企画、演出した自作自演」と主張した。
さらに、事故を北朝鮮が進める「国境要塞化」の妨害に利用していると主張。事故の責任を北朝鮮に転嫁して国際的なイメージを傷つけることは「重大な挑発」「主権侵害」だと反発し、国境要塞化を継続する姿勢を示した。
韓国軍が事故後、軍事境界線(MDL)南側で実施した地雷除去作業については、北朝鮮とは無関係だとしつつ、「軍靴や火花がわれわれの領土を1ミリでも侵犯すれば、国境部隊は即時かつ強力な対応を取る」と警告した。
また、今後同様の事態が起きた場合についても、自国領土内での軍事主権の行使を「敵対国」と協議することはないとし、南北間での協議の可能性を否定した。
事故は9月21日、西部戦線のDMZで発生した。国連軍司令部の現地調査を前に捜索路を確保していた韓国陸軍第25師団の幹部3人が、2度の地雷爆発で負傷した。捜索大隊長を含む2人が重傷、1人が軽傷を負った。
韓国軍合同参謀本部は9月28日の中間調査結果で、北朝鮮軍の地雷が原因である可能性が極めて高いと判断した。事故現場に韓国軍による地雷敷設記録がなく、負傷した兵士の装備からTNT成分や茶色系の異物などが検出されたことを根拠に挙げた。
その後、合同参謀本部と国連軍司令部は追加の現地調査などを経て、北朝鮮軍がMDL南側に地雷を敷設し、それによって事故が発生したと最終判断した。韓国軍は停戦協定違反に当たるとして、北朝鮮に謝罪とMDL南側に敷設した地雷の自主撤去を求めた。
一方、北朝鮮は韓国軍の調査結果を繰り返し否定している。キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党部長は9月30日の談話で、中間調査結果を「ソウルの自作自演」と主張し、北朝鮮軍がMDLを越えて地雷を敷設したとの判断を全面的に否定。10月2日にも同様の主張を繰り返した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News