【10月9日 CGTN Japanese】このほど、中国南西部にある雲南省シーサンパンナの野生象保護区で、ゾウのふんを使ったお土産が販売されていると、複数のネットユーザーが動画を投稿し、注目を集めています。

保護区の公式アカウントによりますと、現地ならではのお土産として、ゾウのふんから作った紙のノートやポストカード、園芸用培養土、冷蔵庫用マグネットなどが販売されています。いずれもゾウのふん特有のにおいはありません。中でも、ゾウのふんを原料にした紙のノートは以前から人気があり、園芸が趣味の観光客には培養土も好評だということです。

保護区の公式アカウントの記事によると、成長したゾウは1日に体重の約8%にあたる約200キロの餌を必要とします。主に植物の若い枝や葉、茎などを食べますが、消化・吸収できるのは45%ほどにとどまります。このため、ふんには植物繊維が豊富に残っており、紙の原料に適しているということです。

アジアゾウのふんは洗浄、殺菌、消毒、天日干し、高温煮沸といった工程を経ることで、嫌なにおいがなくなるだけでなく、植物由来のほのかな香りも感じられるようになります。

また、園芸用の培養土はゾウのふんを高温で発酵させ、雑草の種や雑菌を除去したうえで、有効な栄養分を残したものです。ゾウのふんを使った有機肥料には、土壌を改良して肥沃度を保ち、作物の生育に必要な養分を供給する働きがあり、作物の品質や収穫量の向上、果物や野菜の糖度を高めることにも役立つとされます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News