カナダ・ケベック州選で分離独立派勝利 「独立国家にふさわしい」
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【10月6日 AFP】<更新>カナダのケベック州で5日に行われた州議会選挙で、分離独立派のケベック党が勝利を収めた。同党はドナルド・トランプ米大統領の退任後にカナダからの離脱を問う住民投票を実施すると公約しており、同国のマーク・カーニー首相が掲げる「国家の団結」に試練を突きつける形となった。
公共放送CBCおよび民放各社は、フランス語圏であるケベック州で次期政権を担うのはケベック党になる見込みと報じた。ただ、議会で過半数を確保できるかは現時点ではまだ分からない。
ケベック州ではカーニー首相の人気は高い。しかし、10年以上野党にあったケベック党が勢力を伸ばした背景には、物価高騰への不満や、英語化が進む国内でフランス語を守り続けたいという根強い要望がある。
次期州首相となることが決まったポール・サンピエールプラモンドン党首(49)は、州議会選での勝利を受け、フランス語圏のケベック州は独立国家となるに値すると語った。
同氏は、フランス語話者たちが「(文化や伝統を)絶やさず引き継いできた勇敢な闘い」に触れ、その闘いは「自らの国を手にした時にこそ意味を持つ」と主張。「私たちにはその資格がある」と訴えた。
カナダからの離脱を問う住民投票の実施をめぐっては、トランプ氏の在任中には行わない意向を示している。
サンピエールプラモンドン党首は、ケベック州の独立に関する決断には「情報に基づいた冷静な議論を可能にする条件が必要だ」とし、「予測不能な大統領のパフォーマンスによって議論が乗っ取られるべきではない」と指摘している。
しかし、離脱を問う住民投票をめぐっては、賛成と反対の意見が入り混じっている。
賛成派からは、「民主主義において、カナダからの離脱という問いを投げかける権利が私たちにはある。独立をめぐる住民投票に反対することは、民主主義に反対することと同じだ」との声が聞かれた一方で、反対派は「もしケベックが独立すれば、政治的、経済的、軍事的に私たちは脆弱になってしまう」と、米国とカナダの「懸念される」関係に触れた。
ケベック州では過去に2度、カナダからの離脱を問う住民投票が行われている。1980年は反対票が賛成票を大きく上回ったが、1995年の投票では反対が50.58%とわずかに賛成を上回った。(c)AFP