「いつ寂しいですか?」→「いつも」…韓国・高齢者の42.2%が孤独を実感
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【10月06日 KOREA WAVE】「いつも退屈ですよ。ここには、みんなで話をしながら時間を過ごそうと思って来るんです」
韓国で2日、第30回「老人の日」を迎える中、高齢者の孤独が課題となっている。ソウル市広津区の高齢者向け交流施設で1日に取材を受けたキム・ギソンさん(89)は、「いつ寂しさを強く感じるか」との質問にこう答えた。
家族と同居せず1人で暮らすキムさんは、施設に来ない日は「家でテレビを見るか、寂しくて1人で漢江沿いをよく歩く」と話した。
近くの別の施設では、昼食の時間が近づくと高齢者が集まり始め、7人ほどが食卓を囲んだ。毎日通っているというイム・ジョンシムさん(86)は「家にいると退屈。ここではなく、どこか遠くへ行けたらいいが、脚が不自由で1人では出歩けない」と語った。
82歳の利用者も「昼寝から目を覚ますと寂しいと感じる。施設に行かない時は地下鉄に乗ってあちこち出かける」と話した。
ただ、施設を訪れても孤独感が完全になくなるわけではない。ソウル市江南区の施設を利用する85歳の高齢者は「食事の時間だけにぎわい、その後はみんな帰ってしまう。話す相手もいない」と語った。
松坡区のクォン・ビョンソクさん(86)も「毎日同じことの繰り返しなので、退屈なのは事実だ。行く場所もないし、待っている人もいない」と訴えた。施設の外にも特に行く場所がなく、大半の時間をそこで過ごしているという。
韓国の国家データ処が発表した「2025年社会調査」によると、年齢が上がるほど普段から孤独を感じる人の割合が高くなる傾向がみられた。10~40代では「よく、または時々孤独を感じる」と答えた割合が30.3~38.8%だったのに対し、50代は41.7%、60歳以上は42.2%だった。65歳以上では43.4%に達した。
梨花女子大学社会福祉学科のチョン・スンドゥル教授は、高齢者が日常生活で人と会い、交流することが孤独を軽減する上で重要だと指摘した。1人暮らしや社会的孤立が続けば、うつ病など精神面の問題につながる可能性があるとして、交流の機会を増やす必要があると説明した。
一方、高齢者向け交流施設については、利用者間の閉鎖的な人間関係やプログラムの多様性不足などの課題があると指摘。高齢者福祉館なども含め、それぞれの関心や必要性に合った活動に参加できる機会を広げる必要があるとした。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News