韓国で秋夕ギフトの中古取引急増、前年比50%増…大統領の贈答品も出品
このニュースをシェア
【10月05日 KOREA WAVE】韓国で秋夕(チュソク)連休が終わり、中古取引プラットフォームにさまざまなギフトセットが相次いで出品されている。イ・ジェミョン(李在明)大統領のギフトセットまで登場するなど、不要な贈り物を売却する「贈り物テック」が広がっている。
中古取引プラットフォームでは、ハムやツナなどの食品セットから高麗人参などの健康機能食品まで、さまざまな秋夕ギフトが定価より安く販売されている。
ある出品者は定価3万9000ウォン(約4100円)のハム・ツナセットを、ほぼ半額の2万ウォン(約2100円)で出品。掲載直後に取引の予約が入った。
出品者は「今回の秋夕にはほかのギフトセットもたくさん届いたが、ハムやツナをあまり食べないので困っている」と説明し、同じ理由で別のハムセットも出品した。
果物セットを出品した別の人も、普段は自宅で果物をあまり食べないにもかかわらず秋夕の贈り物として受け取ったと説明。「秋夕なので既に果物がたくさんあるのに、連休が過ぎるごとに果物などのギフトセットが届く」とし、使わない贈り物は受け取り次第、中古取引プラットフォームに出品していると話した。
普段は入手しにくい大統領の秋夕ギフトセットも中古市場に登場した。2026年のイ・ジェミョン大統領の秋夕ギフトセットは、個人間取引が制限されている酒類などを除いた状態で15万ウォン(約1万5900円)で出品された。
中古取引プラットフォーム「タングン」によると、今回の秋夕連休期間のギフトセット取引量は、2025年の秋夕連休と比べ50%増加した。秋夕の代表的な贈答品である「スパム」の取引量は43%、ツナは33%それぞれ増えた。
不要な秋夕ギフトを処分したい出品者と、連休後に相場より安く購入したい消費者の需要が一致し、「贈り物テック」が一つの消費文化として定着しているとの分析も出ている。
ただ、秋夕の贈り物であれば何でも自由に転売できるわけではない。
高麗人参やビタミン、プロバイオティクスなどの健康機能食品は、かつて個人間の中古取引が禁止されていたが、現在は一部のプラットフォームで限定的に認められている。
韓国政府は2024年1月の国務調整室規制審判部の勧告を受け、個人間での健康機能食品の取引を期間限定で認める実証事業を実施している。
対象商品は未開封で、消費期限が切れていない常温保存品であることが条件。健康機能食品の認証マークがあり、商品名などの表示事項を確認できる必要もある。転売を専業とする行為を防ぐため、個人が取引できる回数は年間10回以下に制限されている。
一方、ワインや洋酒、伝統酒などの酒類は原則として中古取引が禁止されている。販売免許を持たない個人が酒類を販売した場合、租税犯処罰法に基づき3年以下の懲役または3000万ウォン(約318万円)以下の罰金が科される。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News