【10月9日 CGTN Japanese】調査会社Counterpoint Researchは先日、2026年の世界四足歩行ロボット出荷台数が初めて9万台を突破するとの予測を発表しました。2030年には市場規模が100億ドル(約1兆6000億円)を超え、年平均成長率(CAGR)は60%を上回る見通しです。同社の統計によりますと、今年上半期の世界出荷台数は3万5000台に達し、2025年通年の4万6000台の約8割に迫っています。

現在、四足歩行ロボットは研究室から実際のビジネス現場への導入が着実に進んでいます。中国はこの産業変革を推進する中核的な存在であり、世界市場で約9割のシェアを占めています。

上半期のデータによりますと、宇樹科技(Unitree)がシェア37%で首位に立ちました。次いで、今年中国で特に高い成長を見せている四足歩行ロボット企業の一つである智元酷拓(AgiBot)が16.3%の世界シェアを獲得しています。これに智身科技(GENISOM AI)と雲深処科技(DEEP Robotics)がそれぞれ12.6%、10.4%で続いています。今年上半期、中国のこの4社だけで世界シェアの76%を占めました。

大手企業間の競争は、特定分野向けソリューションの提供能力を重視する方向へ移行しています。娯楽・教育・科学普及分野と産業用途では、求められる性能に明確な違いがあります。娯楽・教育・科学普及分野ではロボットの運動能力がより重視され、積載能力への要求は比較的低くなっています。一方、産業用途では複雑な環境を認識し、不具合や欠陥を検出する能力が求められ、コストも高くなります。現在、業界では娯楽・教育・科学普及向けロボットは家庭向け市場で大きな成長余地があると見られていますが、短期的には産業用途が市場規模の拡大を牽引する中心的な原動力となっています。

中国の業界では、楽観的かつ慎重な姿勢を保っています。普渡機器人(Pudu Robotics)の担当者は、中国の四足歩行ロボットが世界市場で高いシェアを維持できるかどうかは、いくつかの取り組みにかかっていると分析しています。まず、中核部品とソフトウェアの能力を引き続き高度化できるか、次に、産業現場で他の現場にも展開可能な標準化ソリューションを蓄積できるか、そして最後に、現場でのサービス対応力です。海外市場では、サービス網、コンプライアンス能力、現地での対応スピードが、価格以上に長期的なシェアを左右する可能性があるとされています。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News