イラン外相「軍事的解決策はない」 米との交渉は平行線
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【10月5日 AFP】イランのアッバス・アラグチ外相は4日、米国との戦争に軍事的解決策はないと強調した。紛争終結に向けた交渉は平行線をたどっている模様だ。
2月下旬に米国とイスラエルが開始した大規模爆撃作戦は決定的な打撃とならず、米側はここ数週間、軍事作戦を抑えて経済的圧力を強める姿勢に転換している。
最大の懸案は、中東の石油・ガス輸送の要衝であるホルムズ海峡をイランが封鎖しようとしている点で、英海事機関は同日、同海峡で新たにタンカーが不審な飛翔体による攻撃を受けたと発表した。
アラグチ氏は駐留する外国大使らを前に「敵が再び軍事的対立を選ぶならば、われわれの対応はこれまで以上に強力なものとなり、さらに強い力で自衛する」と表明。
「軍事的解決策も、新たな制裁に基づく解決策も存在しない」とし、「正義と公平に基づく交渉のみが紛争を終わらせることができる」と訴えた。
イランと米国の高官は前週、国連総会の傍らで間接協議を行い、イラン側は海峡再開に向け七つの条件を提示した。
イランは中東全域での停戦、海外資産の凍結解除、石油分野への制裁解除、米国による海上封鎖の停止などを求めている。
ドナルド・トランプ米大統領はこの提案を拒否したものの、追加の交渉や軍事作戦再開への含みを持たせている。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官は4日、米国が仲介者を通じて対案を示し、現在イラン国内で精査中であることを認めた。
国営イラン通信(IRNA)によると、ガリババディ氏は「最終的な立場が固まり次第、しかるべき措置をとる。同時に、他のあらゆる事態にも備えている」と述べた。(c)AFP