韓国・京畿道平沢市の平沢港に積まれた輸出用コンテナ=2026年10月1日(c)news1
韓国・京畿道平沢市の平沢港に積まれた輸出用コンテナ=2026年10月1日(c)news1

【10月05日 KOREA WAVE】韓国の年間輸出額が初めて1兆ドル(約136兆円)に達する可能性が高まっている。2026年1~9月の累計輸出額は8145億ドル(約110兆7700億円)となり、残り1855億ドル(約25兆2300億円)を上積みすれば大台に届く。

2025年に初めて年間7000億ドル(約95兆2000億円)を突破したのに続き、わずか1年で1兆ドルの輸出国となる可能性が出てきた。2026年1~9月だけで、すでに2025年通年の7093億ドル(約96兆4600億円)を上回った。

韓国産業通商省によると、9月の輸出額は前年同月比83.5%増の1209億4000万ドル(約16兆4500億円)で、月間として初めて1200億ドル(約16兆3200億円)を超え、過去最高となった。

年間1兆ドルまで残る1855億ドルは、10~12月に月平均約618億ドル(約8兆4000億円)を輸出すれば達成できる。6月以降は4カ月連続で900億ドル(約12兆2400億円)を超えており、現在の勢いが続けば年末を待たずに到達する可能性もある。

大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は、2026年の輸出額が1兆404億ドル(約141兆4900億円)に達すると予測。年間輸出額が1兆ドルを超えた国は中国、米国、ドイツの3カ国だけとしている。

韓国は世界の輸出順位でも上昇している。世界貿易機関(WTO)によると、2025年の商品輸出は世界8位だったが、2026年上半期には中国、米国、ドイツ、オランダに次ぐ5位に浮上した。上半期の輸出額はオランダが5315億ドル(約72兆2800億円)、韓国が4967億ドル(約67兆5500億円)で、差は348億ドル(約4兆7300億円)だった。

輸出を押し上げている最大の原動力は半導体だ。人工知能(AI)インフラへの投資競争でメモリー半導体の需要が急増する一方、供給制約と価格上昇が重なっている。

1~9月の半導体輸出額は3403億ドル(約46兆2800億円)で、輸出全体の約41.8%を占めた。9月だけでも前年同月比262.8%増の603億ドル(約8兆2000億円)となり、初めて月間600億ドル(約8兆1600億円)を突破した。

産業通商省は半導体の好況が少なくとも2027年上半期まで続く可能性があるとみている。韓国輸出入銀行も、DRAMの供給制約は2027年下半期~2028年、NAND型フラッシュメモリーは2027年上半期以降に解消すると予測している。

市場調査会社も、AIサーバー需要の拡大などを背景にメモリー半導体の供給不足が続くと分析している。こうした半導体輸出の勢いが維持されれば、年間1兆ドル達成に加え、韓国が世界の輸出上位4カ国に入る可能性も取り沙汰されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News