労働新聞(c)news1
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【10月05日 KOREA WAVE】韓国軍当局は、北朝鮮が最近発射した極超音速中距離弾道ミサイル(MRBM)について、韓米が保有する防衛システムで十分対応できるとの見方を示した。変則的な飛行軌道などによって韓国と日本のミサイル防衛網を回避できるとする北朝鮮の主張に正面から反論した形だ。

韓国国防省は4日午後、「北朝鮮の弾道ミサイル発射に関する立場」を発表。「韓国軍は北朝鮮による最近の相次ぐミサイル発射を準備段階から綿密に監視し、発射直後からミサイルを探知・追跡するとともに、発射地点を正確に特定した」と明らかにした。

さらに「韓米は確固たる連合防衛態勢を維持しており、北朝鮮が最近発射したミサイルは、韓米が保有する防衛システムで十分に探知・迎撃可能な水準と評価している」と強調した。

北朝鮮は3日午前6時30分ごろ、江原道元山付近から日本海に向けて中距離戦略ミサイル1発を発射した。

翌4日には朝鮮労働党機関紙「労働新聞」を通じ、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が発射訓練を直接視察したと発表し、極超音速中距離弾道ミサイルの実戦運用能力を誇示した。

今回のミサイルは、極超音速中距離弾道ミサイル「火星16ナ」に採用された2段式固体燃料推進体と円すい形の弾頭部を組み合わせたものと分析されている。北朝鮮が公開した飛行軌道は、下降段階から再び高度を上げる、いわゆる「波状飛行」の形を示した。

北朝鮮は今回のミサイルが日本海上の約1000キロ離れた目標地点に命中したと主張した。一方、韓国軍合同参謀本部は700キロ以上、日本の防衛省は約680キロ飛行したとそれぞれ初期段階で探知した。

キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党部長は、この距離の違いを根拠に、韓国と日本がミサイルを最後まで追跡できなかったと主張した。

キム・ヨジョン氏は発射当日の談話で、「波状飛行軌道方式を適用するたびに、敵は最初の上昇地点以降、目標を見失った」と主張した。

さらに「低高度で飛行軌道を変更する能力を持ち、人工知能を導入したというわれわれの発表を思い起こす必要がある。言い換えれば、この攻撃を回避する方法は事実上ないという意味だ」と強調した。

滑空や再上昇が可能な極超音速ミサイルは、一般的な弾道ミサイルより低い高度を飛行し、方向や高度を変えられるため、地上レーダーによる探知・追跡や迎撃が難しい兵器システムとされる。

北朝鮮が今回の発射で「波状飛行軌道」や低高度での飛行軌道変更能力を強調したのも、既存のミサイル防衛網を回避できる能力を誇示する狙いとみられている。

韓国国防省は「北朝鮮による弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議に違反する重大な行為だ」と指摘。「北朝鮮は朝鮮半島の緊張を高める行為を直ちに中止し、朝鮮半島の平和定着に向けた努力に加わるよう求める」とした。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News