韓国・南北対立の2年間で境界地域に打撃…観光消費6.8%減、風船被害も相次ぐ
このニュースをシェア
【10月05日 KOREA WAVE】北朝鮮によるごみ風船の散布や韓国向け騒音放送、韓国側による北朝鮮向け拡声器放送など、南北が強硬姿勢で対峙した2024~2025年、韓国の南北境界地域で物的被害や観光消費の落ち込みが相次いだ。
与党「共に民主党」のウ・ウォンシク議員が京畿道や江原特別自治道などから提出された資料を分析した。
京畿道では2024年5月28日から2025年11月28日まで、北朝鮮が飛ばしたごみ風船による被害が10市・郡で計24件確認された。23件が財産被害で、落下物による肩の負傷など人的被害も1件あった。
地域別では金浦と坡州で被害が大きく、車両だけでなく住宅、工場、倉庫、ビニールハウス、機械や部品の破損、火災など被害は多岐にわたった。京畿道は被害23件に対して支援を実施した。
北朝鮮による韓国向け騒音放送を巡っても、坡州で4件、金浦で7件の計11件の苦情が京畿道に寄せられた。京畿道は坡州・大成洞村の46世帯を対象に、防音窓や防音ドアの設置、心理的な支援、一時宿泊施設の提供などに緊急予算を投入した。
2026年9月以降には、坡州の住民1883人と金浦の1754人の計3637人に騒音被害への支援金を支給する計画だ。
南北間の緊張による影響は観光にも表れた。韓国観光データラボの資料によると、江原道の鉄原、華川、楊口、麟蹄、高城の境界地域5郡を合わせた観光消費額は、2023年から2024年にかけて6.8%減少した。
2025年にはやや持ち直したものの、南北間の緊張が本格化する前の2023年の水準には届かなかった。
訪問者数も同様の傾向を示した。江原道の境界地域5郡への訪問者は2023年の約3736万人から2024年には約3547万人となり、約189万人、5.1%減少した。
京畿道が所有する安保観光施設「キャンプ・グリーブス」の年間訪問者数も、2024年の38万9842人から2025年には13万2996人となり、25万6846人、65.9%減少した。
ウ・ウォンシク議員は「南北間の拡声器放送が中止された後、境界地域の訪問者数や商業地域の売り上げが回復傾向に転じたことが数字で確認された」とし、「緊張緩和に向けた一貫した対北朝鮮政策が重要な理由だ」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News